トライアングルストラテジー、1周クリアしました！！
ここまでかかったプレイ時間は50時間。
うん……1周じゃ終われねぇなこのゲーム！！！
続きからネタバレです。
前回までのあらすじ
前回から、ローゼル族引き渡し拒否ルート、城内潜入ルート、ローゼル族の村の盗賊退治ルートを行き、
そして最後の選択は「ベネディクトの策」を選んでハイサンドにカチコミしました。
1周目は素直に自分自身が一番選びたいと思った選択をしたかったんですよね。
今の体制にある不正をひっくり返せるのはこれだろうなって思ったし、
あと……エグスアム殿(推し)と本気の殺し合いがしたいなって……。
第19話「熱情のおもむくままに」
エグスアムと雌雄を決する19話「熱情のおもむくままに」はタイトルの通り本当に熱くて楽しかったです！
20話のラスボスは物言わぬ存在なので、人間同士の信念の戦いとしてはここが最後の盛り上がりどころかなとも思います。
エグスアムは世のため人のためよりも、ただ己れの野心に正直に…熱情のおもむくままに生きているんですね。
やっぱりこういう自分のプライド第一な奴は大好きです。
力や才能を他者のために使う道だって選ぼうと思えば選べるはずなのに、その選択肢を知ったうえで自分本位な生き方を選ぶ男。
自分の手で世界を変えられなきゃ満足できない男。冷静で客観的なのに、同時に破滅を孕んでいる。
誇り高き武人と呼ぶにはちょっと傲慢。好きな貪欲さです。
まあこのルートでのプレイヤーの…というかベネディクトとセレノアの選択もまた彼と同じ穴のムジナなわけですがね。
ポーズとして完璧な大義を掲げながら実際は個人的な復讐がしたいだけのベネディクトと、
それを知ったうえで王を演じる事に決めたセレノアは、本当はエグスアムの生き方を非難する事なんてできない。
そういう物悲しさも感じられる良い対決でした。
エグスアムの技「カリスマ」が「敵を魅了状態にする」効果なのは爆笑しました。
「カリスマ」ってそういう事じゃなくない！？！？味方にバフかけるとかじゃないの！？
ポケモンのメロメロじゃねぇか！！！！！（いやメロメロですよこれ）
ステージ難易度の話をすると、私にしては珍しくリトライなしで勝てました！
パーティ平均レベルがエグスアム（レベル33）より4〜5くらい下だったのに！！やった～！！（ちなみに難易度はノーマル）
何回もリトライしてると気持ちがめげてくる時もあるから、
初見で気持ちが熱いうちに…そう、熱情のおもむくままに（気に入ってるので何回でも引用する）勝ててよかった！！！
地形ほぼ真っ平で高低差なし、敵の魔法兵療術兵も前衛の騎馬隊にあまり追いついてこないからそこまで邪魔にならないし、
エグスアムも騎馬ユニットながらリーチが短く範囲攻撃技もなく、2回行動みたいに厄介なアビリティもない。
カリスマでメロメロにされたのも運良く1人だけだった。
間合いをとりつつシンプルな殴り合いをしてれば勝つのは難しくなかったです！
（前に出しすぎたエラドールが雷で瞬殺されエグスアムが進軍して秒でマクスウェルが砂塵にされた采配ミスから目を逸らしながら）
結局エグスアムは、女神の盾が打ち砕かれる光景も見ないまま、
恐らく人形（ヒトガタ）の存在も知らないまま命を落としてしまいました。
「教皇のお顔が歪むところを見てみたいものだ」と野心を膨らませていたのに、実際の教皇には歪むような顔すらなかったという…。
彼は確かに優秀だったけど、あのままハイサンドに仕えていたとして彼の願いが叶うチャンスはあったんでしょうか…？
運命がちょっと違えば野心が報われたのか？あるいはプライドより協調を選べたのか？
これから2周目以降もやって他ルートも見ていきたいですが、その辺りの答えも確かめたいですね。
古川慎さんの「息絶える」芝居の素晴らしさ
そして、ここからゲームの話からやや脱線してしまうんですけど。
エグスアム役の声優……
古川慎さんの息絶える芝居って、最高じゃないですか……！？！？
ある意味「芝居っぽくない芝居」と言いますか。台詞の字面に縛られない息遣いが感じられるんですよ。
言葉だけでなく、言葉の間の「…」に詰まってる情報量がすごいんです！！
エグスアムの最期も本当に素晴らしい、壮絶なお芝居をされていて…。
血反吐が喉にこみ上げてきて、声が上手く出せなくなっていく。それでも無理をして声を張って、
でもだんだん息がもたなくなって、最後には聞き取れるギリギリの、
口もほとんどひらけてないような声量になって……まさに「息絶える」。
それらが声と呼吸で全部表現されているんですよ…！！！
もう、マイクの前の古川さん自身もマジで満身創痍になってるんじゃないかと心配になるほどの生々しさ。
こういう言い方すると私自身のMoralの信念ポイントが最低みたいな感じになるんですが、あの……
私は古川慎さんの「息絶える」芝居がめちゃめちゃ大好きなんですよ……。
そもそも私は古川さんの出演されてる有名なアニメとかあんまり見てなくて、
ずっと「ああ、ガイストクラッシャーのシレンくん(推し)の人だよね」って覚えていたのが
『ファイアーエムブレム風花雪月』のシルヴァン役と『ゾイドワイルドZERO』のバーン役で
やっとシレンくん以外のまともに思い出せる役を知り、声の聞き分けもできるようになったんですけども。
風花雪月のシルヴァンを推しってほど特別気にかけていたわけではなかったものの、
グロンダーズ会戦での敵将としてのシルヴァンの死亡ボイスを初めて聞いた時…
その凄まじく生々しい「息絶える」芝居に衝撃を受けてしまったんです。これはすげぇなって。
それ以来、「また何かの作品でCV古川慎のキャラが死ぬとこ見たいな～」などと、
フィクションに対してとはいえMoral観が最悪な願いを持つようになり……（なが月の信念が高まった）
だからこのトライアングルストラテジーで、エグスアム殿がめっちゃ好みなキャラってだけでなく、
CV古川慎で壮絶に死んでくれるっていうのは僥倖でした。
このゲームは普通にゲームとして面白そうだから買ったのであって、
キャラにハマる予定は全くなかったのですが…この出会いに心から感謝です。
……以上でやや脱線フェイズは終了です！！
ここまで書き方に気を付けながら書いてみましたが、
やっぱりどう絶賛してもだいぶMoralの信念ポイントが足りない人感が否めないですね…。
それでもずっと感じていた事ですし、要は古川慎さんを本当に素晴らしい役者だと思っているって事なので…
軽～く読み流してもらえると幸いです。
「ベネディクトの策」ルートの結末
さて話をゲームの方に戻します！！！
「ベネディクトの策」ルートのエンディングは……なかなか後味悪かったですね～～！！！！
ローゼル族助けたいって思ったけど、フレデリカプランのノゼリアから逃げる？っていうのは
逆にローゼル以外の民の犠牲がでかくね？ハイサンド倒した方が根本的に解決できるんじゃね？って思って
ベネディクトプランの方を取ったんですけど……エピローグ……そうなっちゃうか～～…。
「自由」な社会を選べば貧富の差が広がるっていうのはロランが離脱した時点で懸念されてた事で、
多少は覚悟してたんですけど…。セレノアがそこらへんの葛藤をする良心すら乗り越えちゃって、
フレデリカに優しい言葉をかけなくなってしまったのが見ていて辛かったですね…。冷たい声だった…。
最後のスチルもベネディクトはご満悦でもフレデリカに笑顔はないという…。
いや～～他2人のルートではどんな後味の悪さが待ってるのか今から楽しみですね！！！（ヤケクソ）
本当の戦い（2周目以降）はこれからだ！！
2周目ではやはり信念ポイントが可視化されるようですね！！
1周目では謎だった、探索でアイテム拾ったりするだけで信念が高まる基準も解禁されました。
私はストーリー上の選択肢ではなるべく民を想い、かつ楽観的すぎない答えを選ぶようにしていたんですが、
選択肢以外の基準を見ているとうちのウォルホート家は人んちで調べるボタン連打して金品を盗み、格上相手に喧嘩上等、
敵を皆殺しにして戦利品を残さずむしりとる簒奪者集団だったので、たぶんBenefitが意図せず上がりまくっていた気がします。
仲間の途中離脱について、1周目は「信念ポイントとか選択で誰か抜けちゃうのかな～
メイン3人の1人の信念選んだら他2人抜けるのかな～ロラン抜けたらヒューエットも抜けるのかな～」とか
ずっと心配しながらプレイしてて、17話までメイン7人はなるべく強化せずビクビクしていたんですが、
抜けたのが結局ロランだけでホッとしました…。
最終的に離脱するのは最後の選択が一番地雷だった1人って事でいいのかな？
でも2周目以降はデフォルトで強くてニューゲームになるってわかったので、
離脱するかもしれないメンバーも強化しといて損はないみたいですね！！
1周目で仲間にしたメイン7人以外の仲間が仲間のまま引き継がれるのもマジでありがたい仕様です。
あ、発売日だ！
— 加瀬 康之 (@YASU_BASSO) 2022年3月4日
ルドルフ・ミューラー役のCVを担当しました。
弓の達人らしいですよ？😇 https://t.co/41q0yYs9mV
ツイッターでフォローしてる加瀬さんが出演ツイートされてて、
「え？！？！？そんな奴全く会った事ないけど！？！？！！？！」ってびっくりしたんですが
どうも最初の外遊でエスフロスト選ぶと仲間になるキャラみたいですね。
ハイサンド外遊で仲間にできたコーレンティンも頼もしくてずっと一軍でした。
2周目もコーレンティンにお世話になりつつルドルフさん（CV加瀬康之）を回収したいですね！
そんなわけで引き続き楽しいですトライアングルストラテジー！！！2周目以降もがんばりま～～す！！！！
