テイルズオブアライズ Beyond the Dawn クリア感想

2年前にたっぷり楽しませてもらったテイルズオブアライズ！！
去年の発売1周年イベントにも参加させてもらったり（しかもチケット申し込んだ友人の強運で最前列になったり）しましたが、
まさかの大型DLCがきました～～！！！！やった～～～～～！！！！！

そしてクリアしました！続きからネタバレです。

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本編プレイ日記の最後に「追加DLCもう1個くらいほしい」とは書きましたが、2年越しに叶うとは思わず…！！
元々予定していた追加シナリオではなく、ゲーム本編の好評を受けて作ってくれたようです。嬉しいですね～。

クリアまでのプレイ時間はサブクエも全部やって追加トロフィーもコンプして32時間くらい。
本編やってた頃のペースだと3日でクリアできちゃうボリュームですが、勿体ないのであえてじっくりと2週間くらいかけました！！

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発売前から一体どの領将の娘だ！？と言われていた新キャラのナザミルちゃん。

プレイ開始してから割と早い段階で明かされた父親とは……本編で名前だけ出た本来の水の領将でした！！
個人的にはガナベルトだったらロウ曇らせが期待できて面白いかな～って考えてましたけど、まあ無難なところか。
後付けのストーリーだし、設定を足して一番齟齬がなさそうなのはそこですよねぇ。

なんやかんや戦う事になり、最後は大変な姿になっちゃって無事で済むのかとだいぶ心配になりましたが、
全然無傷でピンピンしてたので安心！軽いやけどでよかったね～。

ストーリー全体もアライズの後日談として素晴らしいものでした。

「人は誰かの奴隷であってはならない」っていう戦いは支配体制による奴隷制度が終わっても続くんだなって。
誰かに依存したり逆に依存されたりして生き方を縛られてしまうっていうのも、「奴隷」なんじゃないか？
自分は誰かの「奴隷」になってはいないか？誰かを「奴隷」にしていないか？ちゃんと自分自身の主人になれているのか？
そんな問いかけを感じました。

ナザミルがアルフェン達だけに依存するのをやめて旅に出て、
それをアルフェン達が「いってらっしゃい！」って見送るラストシーンも非常に良かったです。
何だろう、『テイルズオブアライズ』の物語を遊び終えたプレイヤー自身も見送ってもらってるみたいな…
自分もアルフェン達の友達になれたような気がしてくる、爽やかな読後感がありました。

富澤Pいわく「劇場版」っぽさを目指したらしいけど、まさに劇場版テイルズオブアライズな追加エピソードでした！

サブクエストも面白かった。

超絶グルメじいさんとかシスロデンのパン屋の親子とかレネギスのテュオ様ガチ勢の人とかペレギオンのヴーミィガチ勢の人とか、
本編でも印象に残ったサブキャラはだいたい出てきた。個人的にはヴィスキントのテュオ様のお嫁さんになりたがってた女の子と
その子が好きで対抗心燃やしてる男の子のその後も見たかったんですけど、彼らはいなかったかな。

故人すらも夢の中って設定で無理矢理出てきたのでサービス精神たっぷりでした。

特にアルフェンがレベル100のヴォルラーンが襲い掛かってくる悪夢を見るクエストは怖すぎて爆笑。

メインストーリーとサブクエストを通して描かれているアルフェンとシオン、ロウとリンウェル、テュオハリムとキサラ
それぞれの距離感や親密さは本編での最終的な段階とそんなに変わらない描写だったかも。

ただ、テュオハリムとキサラは本編では「そのうち恋愛しても良さそうだし良き友人同士のままでも良さそう」だったのが
今回で「そのうち恋愛するんだろうな」一択になったような印象。
私は本編やってた頃は二人のがっつりな恋愛描写は（公式で）あまりやってほしくないなと思ってたんですけど、
（パーティー内のコンビが全員恋愛しちゃうとそこまで信頼関係を全部恋愛に着地させんでも…って思いそうだったから）
こういう感じなら全然オッケーかな！テュオ様が本編よりもっと自分自身の幸せを望めるようになったんだな～と感じられました。

テュオ様の変化と言えば、本編にはなかった満面の笑みの表情モーションが増えてたり、
私室のヴァイオリンを調べた時のテキストも本編から変わって
ときどき演奏している事がわかるものになっていたりしたのもすごく良かったです。

しかし、結局のところ今作はパーティー内全員恋愛に着地する事になりましたね！
パーティー内でこんなにがっつり恋愛してちゃんと結ばれる（余地のある）テイルズって結構久しぶりだったはずなんですけど、
久しぶりだった事も忘れるくらい、もう必要分の栄養素の3倍は摂取したようなお腹いっぱい感がありますｗｗ
充分やったので次のテイルズはパーティー内の恋愛要素は控えめでいい気がする。