えきふの夢

アニメ・マンガ・ゲームの感想や萌え語りを書いたりしてます。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 感想

たまには映画感想。
だいぶ出遅れたけど『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』を観てきました~。


ジュラシック・パーク』シリーズは子供の頃から大好きでして!
人間が一人ずつ丁寧に殺されるようなホラー色強めな怪獣パニック映画は苦手なのですが、
ジュラシック・パーク』に登場する恐竜たちは怖いんだけどかっこよくて好きでした。
畏怖の対象であると同時に愛すべき、尊敬すべき雄大な生き物として描かれているんですよね。
(なお実写映画『モンスターハンター』もそういう感じを期待して観に行ったらおもっくそ私の苦手なホラー色の方だったので最悪だった。)

ジュラシック・パーク3』でのティラノサウルスがスピノサウルスに負けてしまうシーンは
子供心にすごく悲しかったのを覚えていますし、大人になってから観た『ジュラシック・ワールド』で
ティラノサウルスがスピノサウルスの骨格標本をわけもなく粉々に破壊するシーンでは
ヒュウウ~~~!!!最高~~~~!!!!!とかつて悲しんだチビッコの私と一緒に大喜びしたものです。

そんな思い出深い『ジュラシック・パーク』シリーズが
今回の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』をもって一応完結という!
なんやかんや何年後かにまた続編が作られるのかもしれないけど、とりあえず完結!!!
これは劇場で見届けなければ!と観に行ってきました。


そして面白かったです。

しかし、面白かったんだけど…ちょっと無難すぎたというか、もう少しパンチが欲しかったかも…。

今作は仮面ライダー風に言うと、ジュラシック平成ジェネレーションズFOREVERだったんですよね。
レジェンド客演作としてはすごくありがたかったんですよ。
恐竜なだめるポーズがなんかもう全員で放つ必殺技(ライダーキック)みたいになってましたね。


ただ、前作『炎の王国』(原題: Fallen Kingdom)からの~!?どうなる!?!?って期待には
あんま応えてくれてないというか…あっそうなるんだ…ふ~ん…くらいな感じ。

前作での、シリーズの象徴的な存在であるブラキオサウルスの壮絶な最期(めちゃくちゃ泣いた)とか、
ついに滅んでしまうイスラ・ヌブラル島、でも滅んだのは人類の王国もだぜ!二重の意味での"Fallen Kingdom"!!
これがほんとのジュラシック・"ワールド"だぜ~!!…の衝撃を前フリにしてくれるような新しい何かが特になかったような…。

外へ解き放たれてしまった恐竜たちは結構な数保護できちゃってるし…レーザーポインターは前作でやったやつだし…
劇中に登場する恐竜はほとんど人間によって「制御できてる」恐竜なんですよね。
せっかく前作で「恐竜はもう制御できなくなってしまった~!」っていう絶望感で幕引きしたのにやや肩透かしを食らうというか。
今回一番人類の脅威になってるのも恐竜じゃなくてまさかのクソデカイナゴですし。


う~~ん!!!

まあでも、近年の研究で主流のイメージになってきた羽毛フサフサの恐竜が登場するのは今ならではでしたし、
怪獣プロレスでティラノサウルス先輩にちゃんと花持たせてるのも良かったです。
市街地で恐竜とカーチェイスする画作りも良かった。もちろん歴代キャストの客演も良かった!!

でもやっぱり……もうちょっと何かほしかった!!!

そんな感じの映画でした!!!