えきふの夢

アニメ・マンガ・ゲームの感想や萌え語りを書いたりしてます。

愛とは祝福か呪いか 機動戦士ガンダム 水星の魔女 18話感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 18話「空っぽな私たち」感想


なんか情報多すぎてデータストームみたいな回だったな……


スレッタの出生が明かされるとかいろいろ本筋に重大な動きがありつつも
一番燦然と光を放っていたのは本筋と関係あるのかないのかわからないセセリア懺悔室だなぁと思いました。

本筋とあまり関係なくても面白いしあんなアホみたいなのが本筋に関わってきても面白いのでもう最強ですよセセリアは。


スレッタの出生についてはわかったような詳細まではよくわからなかったような感じですが、
個人的にはエアリアルの中の意思の一人称が「僕」だった事に興奮しました!!これで小説「ゆりかごの星」と繋がった~~!!
私はずっと「エアリアルの意思=エリクト」よりはエアリアル自身の意思のようなものがあってほしいと思ってたんですよ!
「ゆりかごの星」のあれは本編の設定を誤魔化すための表現であって深い意味はなかったのかな…と諦めかけてたところでしたが、
ここに来てがっつり拾われて嬉しかったですw

プロスペラはエアリアルの中のそれを「エリィ」と呼ぶけど、エリクトそのものというよりは
エリクトの意識とルブリスだった頃から育ったエアリアルの自我が合体してるみたいな…??そんな感じなのでしょうか。


プロスペラも実は本当にスレッタを自由にする気があって、役割を終えたスレッタの
人としての幸せをちゃんと願ってた……ってところがかえって最悪で素晴らしかったですね!!

今まで母親の言うこと何でも聞いてそれこそ人殺しまで平気でできる子になるよう後押ししておいて、
急に自由に生きろとか言うのは都合が良すぎる~~!!
そうやって子の幸せを願う気持ちをちゃんと持ってたくせに今まで利用してたっていうのが怖いよ…
これなら「プ〜ロプロプロ!(笑い声)スコア8にさえ到達すればお前は用済みプロ〜!」って邪悪ムーブで
スレッタを捨ててくれた方が、どれだけ憎みやすく、簡単だった事か……いっちょ前に愛情あるのがタチ悪い……

いや〜〜デリングといいヴィムといい、水星の魔女は「真っ当な愛情のある嫌な親」を描くのが本当に上手いです。
愛情が偽物じゃなくて、かといって本物なら救われるってわけじゃないし、
本物だからこそ余計に問題が厄介になる。その辺を本当に誠実に表現してるなと思います。

親子関係に限らず、なんかもう今作が全体を通して描いている祝福とは、呪いとは、
「愛」の事なんじゃないかって思えてきました。


さあ、そして……

私は次回予告の読み上げがシャディクくん(推し)だった事に動揺しています!!!!


おい!!!!予告を読むって事は何かあるのかお前に…!?!?例えばいよいよ破滅(2回目)するとか!?!?!
「一番じゃないやり方」って何!?シャディクくんの人生の事!?!?
大丈夫??「城之内死す」と同義語だったりしないこれ???何もわかんなくて怖いんだけど…

固唾を飲んで見守りたいと思います!!!!デュエル(決闘)スタンバイ♪