機動戦士ガンダム 水星の魔女 16話「罪過の輪」感想
前回でいろんな「父と子と」を体現してきたミオリネ、グエル、シャディクの3人。
今回で3人ともそれぞれの会社での父の立場を引き継ぐかどうか…って方向に動き出したので、
もしかしてこれからこの3人で次期総裁争いを始める感じでしょうか！？うわ〜〜ワクワクしてきた！！
セセリアも決闘の最後の勝者を見届けたい使命感を口にしてましたし（かっこいいなオイ！？）
これは割と最後まで決闘したりする…？？
少なくともいつものガンダム(？)みたいに大軍のぶつかり合いの方向には行っていないような気が。
水星の魔女も始まった当初は『ファイアーエムブレム 風花雪月』みたいに
学園編と戦争編が前半後半ではっきり分かれるんじゃないかと言われてましたが、
こうして殺し合いや謀略が本格的になっても学園を舞台から外してこないのがなかなか面白いですね〜。
シャディクくんの目的も経済ベースな感じですし、
今作は勢力同士の武力での争いよりはあくまで企業、経済の話が中心にある印象を受けます。
だからどういう話の畳み方になるか想像つかないし、楽しみです！
エリクトはやっぱり、事故のような形で亡くなったから
エアリアルのパーメットの中にしかもう残ってないって経緯だったみたいですね…
プロスペラはクワイエットゼロでエリクトの干渉できる範囲が広がる事を「自由に生きられる」とは言うけど、
20年も成長せずずっと幼く無邪気なまま人を殺す装置になっているエリクトが
エアリアルの外に解放されたとして、果たしてそれは自由に生きていると、幸せと言えるんだろうか…？
今あるエリクトの形は、かつてカルドの目指していた身体拡張の理想と近いんだろうか、それともずれているんだろうか…？？
推しのシャディクくんはというと、もはやそのいけしゃあしゃあっぷりで視聴者を笑かす芸人と化してきましたねｗｗ
お前の面の皮の厚さは一体何キロメートルあるんだよｗｗｗｗ
でもミオリネの後ろ盾になれば…って笑みを浮かべながら言ったところは
なんかこう…今までにない気味の悪さというか気持ち悪さみたいなものを感じて、
大丈夫か…？？ってちょっと心配になっちゃいました。なんかミオリネへの想いがちょっと妄執じみてきてない…？？
優先順位一番でなくとも可能であればミオリネの身を守っておきたいって気持ちはあるのかもしれないけど、
一度彼女の命も顧みない作戦を実行した人間がのたまうそれは、ちょっと怖いよ…
9話までの彼はミカエリスの姿が象徴するように「ミオリネの騎士気取りの蛇」であったと解釈するのが好きなのですが、
騎士気取りをやめた蛇であろう今の彼は、ミオリネにどう向き合うんでしょう？
なんだかシャディクくんから私の好きな破滅という名の香りが漂ってきたような気がしますが、
彼の野心を応援する身としては、とりあえずサビーナ達の支えを裏切るような真似だけはしないでほしいところですｗ
どんだけ手を汚しても醜くなってもそこだけはどうか…！！
だって、サビーナの今回の言葉と第2シーズンキービジュアルでの姿を見ると
この世で一番シャディクくんの事を愛しているのはたぶん彼女じゃないですか？？
決して手に入れられないミオミオへの愛もいいけど、自分を愛してくれる人は大切にした方がいいよ！！！
（しかしこの辺考えると余計に絶対サビーナはシャディクくんを庇って死ぬな…という予感がするのであった）
