えきふの夢

アニメ・マンガ・ゲームの感想や萌え語りを書いたりしてます。

突然の地獄楽感想: 典坐くんFOREVER

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ジャンプ+の『地獄楽』を何気に連載開始からずっと読んでるんですけどめっちゃ面白いです。

周りで話題にする人全然いなくて寂しいんですけど、こないだ美容院で偶然ジャンプの話になった時
シャンプーしてくれたお兄さんが食いついてきて『地獄楽』読んでてめちゃくちゃ盛り上がっちゃいました。


典坐くんが序盤で「絶対生き残ってほしいな…」って思った途端惨殺されてしまってとても悲しかったんですが、
最近のエピソードで再び焦点が当てられていて、読んでて涙が出ました…。

「それならやる事ァ一つでしょう」

この言葉も、ヌルガイに刀を渡すのも、過去にした事と全く同じなんですよね。
彼の魂が新しく何かをしてくれたとかじゃなくて、あくまであれはヌルガイの心の中に生きている、
短い思い出の中の彼の姿なんだなぁって…。典坐の未来はもう奪われてなくなってしまったけど、
過去の典坐が示してくれた事が今再びヌルガイに勇気を与えてくれたんだな…っていうのが…本当に泣けて…。

私は様々な作品で好きなキャラがよく死ぬので、その死に様にむしろ喜んだりする事すらあるんですが…。
それも「ここで死ぬのがこいつの物語のゴールでしょ!!」って感じのに限るといいますか…。
「こいつはここで死ぬべき奴じゃないのに…」っていう死は普通にただただ悲しいです!!!!
典坐くんはまさにそれで、もう「未来ある若者」という概念が服着て歩いてるみたいな奴で…。
髪型も、真面目元ヤンなところも好みだし…。
「なんで死んじゃったんだろう…」って気持ちがこの一連のエピソードでまた込み上げてきちゃいましたよ…。


でもだからこそ、この辺の悲しみを含めた読者の気持ちの誘導が本当に上手いな~って思いますし、
死生観の描き方もすごく刺さりますね。

あとやっぱ登場人物それぞれが全然違う価値観を持っていて、
その違いを持ったまま共闘したりしなかったりするのが面白いです。
こういう非道徳も含めた、善悪をさて置いた「多様性」を描いた作品はけっこう好きだったりします。
テイルズオブベルセリア』もその辺がめちゃくちゃ上手かったので好きなんですよね~。

そんなわけで今後も楽しみです。


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第1話は無料で読めるので是非!!!!!!!