えきふの夢

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HUGっと!プリキュア 5話感想

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HUGっと!プリキュア 5話「宙を舞え!フレフレ!キュアエトワール!」感想


素晴らしかった……。

ほまれちゃんのジャンプが不調になったのは背が伸びたから。リアルな理由でしたね…。
一応私はフィギュアスケートファンを8年くらいやってるんですが、これは実際によく耳にする問題です。
ジュニア選手の頃に絶好調でできていた事が、成長期に入ってから身長や体型の変化で上手くできなくなってしまう。
ほまれちゃんも年齢的には成長期真っ盛りですし、この問題にぶち当たったのでしょう…。

この設定はすごいですよ…!!!!!
これってつまり、ほまれちゃんにとって「自分(の身体)が成長していく事」=絶望だったんです。
成長したせいでジャンプが跳べなくなってしまったから。「未来」とは、悲観的なものだったんです。
この「未来は明るくないかもしれない」って問題は、この作品のテーマにすごく深く関わるものだと思うんですよっ!!

www.toei-anim.co.jp

上記東映公式サイトのクライアス社の会社概要ページにも、「未来は必ずしも明るいわけではないのです」と書いてあります。
「未来が暗いかもしれないなら時間を止めて未来をなくすべき」っていうのが恐らくはクライアス社の思想なんじゃないでしょうか。

そしてその「明るくないかもしれない未来」を前にどうするのか!?っていうのが
今作のプリキュア達の戦いになるんじゃないかと思うんです!!!!!!
それがね!!!!!今回の話からすごく強く感じられました!!!!!!!!!

ほまれちゃんが未来に悲観する姿も、それでも未来に進もうと決意する姿も説得力に満ちていました。

だって、今回の話でほまれちゃんは前向きになれましたが、それで未来が明るいものと確定されたわけじゃないんです。
ほまれちゃんはまだ、応援される事が怖いし、また失敗するかもしれない事が怖いままなんです。
背が伸びたせいで跳べなくなったジャンプも、簡単にはまた跳べるようにならないでしょう。
それでも…未来が不確かでも「なりたい私」を目指して前へ進むと決めたんです。

その決意の証である変身はマジで素晴らしかったです。
選手時代に長かった髪。挫折した時に短く切ってしまった髪が、プリキュアに変身するとまた長髪になる。
これは「あの頃のようにもう一度輝きたい」という強い願いの現れでしょう。
しかしそれは、決して過去に戻りたいという意味ではないと私は思うんです。
なぜなら、プリキュアに変身した姿は今より少し大人に成長した姿だからです。

つまり、「成長したうえでもう一度高く跳びたい、輝きたい」っていうのが
彼女の思い描く「なりたい私」なんです!!!!!!!!!!!!!
あの髪は、「やがて成長して伸びる髪」なんです!!!!!!!

輝木ほまれが見つめているのは、未来なんですよ!!!!!!!

いや~~~この強さが本当にかっこいい!!!!!!!!すごくリアルな強さですよね。
挫折の理由も、それでもがんばる理由にも現実感があって、
未来というものを悲観的に思う気持ちも少しわかってしまう大きいお友達だからこそ、とても励まされるお話でした…(;∀;)

あと、フィギュアスケートファンとしてもこのリアルな強さの描き方には
実際の選手達に通じるものを感じて、感情移入しちゃいましたね~!
フィギュアスケートは美しくても競技であって、いつも上手くいくわけじゃないですから…。
失敗や怪我のリスクと戦いながらそれでも理想の演技を目指す選手達の姿がかっこいいんです。

そんなわけで、贅沢に2話使ったほまれちゃんの変身回。本当に素晴らしいエピソードでした。


で、ここからは余談になるんですが、フィギュアスケートファンとしては
ほまれちゃんがかつて得意としたジャンプが何ジャンプだったのか大変気になるところです(((・∀・)))
そこまで細かい設定が決まっているのか、今後のフィギュアスケート描写がどれくらいあるのかはわかりませんが…
今のうちに勝手に予想してみますと、何となくトリプルアクセルか4回転ジャンプなんじゃないかな~…とか!!

まず、ほまれちゃんの選手としてのクラスをウィキペディアフィギュアスケートのページ見ながら考えますと、
今ほまれちゃんは中2(13歳か14歳)で、4話での「今年からスポーツ特進科から普通科に入った」という台詞から察するに
大会に出ていたのはその前の年(12歳か13歳)まで。
その年齢だとノービス(10歳~14歳まで)かぎりぎりジュニア(13歳~19歳まで)の選手だったんだと思います。
(※ちなみにシニアクラスへは15歳から上がってもOK)

で、なぜトリプルアクセルか4回転と思うかというと…。
ジャンプにそこまでこだわりがあって天才少女と騒がれるくらいなら、きっとそのジャンプ自体が大技なのかなと。
そして現実に、今シーズンのジュニアグランプリファイナルの女子でトリプルアクセル、4回転サルコウ
それぞれ演技構成に入れている子達がいましたので、仮に現実と同じくらいの競技レベルだとするとその辺かなと。

あとはオープニングアニメでほまれちゃんが跳んでるジャンプをコマ送りしたら
軽く4.5~5回転は回ってたのでまあそのくらいは余裕でありえるんじゃねぇかなと……(´∀`)

(踏切りの足、前向き後ろ向きのどこからジャンプが始まっているかが見えないのでジャンプの種類は判断できません)

ジュニアクラスはフリープログラムでならトリプルアクセルや4回転を跳んでもOKなルールだったはずですが、
ノービスがどうだったかは…よく知らないので考えるのはここまでとします!!!!!/(^o^)\

そんな感じでどうでもいい考察でした。余談終わり。


今回で5連勤の果てに早くも「最後のチャンス」を使ってしまったチャラリートくんの行方が心配です…。