遊戯王SEVENS 85話「王の帰還」感想
SEVENSも3月いっぱいで終わってしまうし、最後かもしれないロアくん主役回後半。
霧島ロアの総決算たる神回でした…。
82話からサブタイが「ドーロ・オブ・ザ・ラッシュ」「旅の仲間たち」「二つの想い」と続き、
映画『ロード・オブ・ザ・リング』の各タイトルから少しいじったパロディでしたが、今回はそのまんま「王の帰還」。
このロアくん回のためにずっとロードオブザリングネタやってたのか!?っていう見事なラスト。
ロアくんはやっぱり記憶を失くしたふりをしていたわけだけど、
ソロデビューするロミンを気遣ったというのもポーズであって本心じゃない。
霧島ロアは、今更そんな自己犠牲の償いをするような優しい男じゃない…。
結局根底にあるのは「選ばれし者」への嫉妬。
そういう妬みを、泥臭い勝利への渇望に、矜持へと昇華できるロア様が最高にカッコイイのだという…
彼らしさが全て肯定される、素晴らしいデュエルでした。
「フュージョンもマキシマムも必要ない!」と言い切ったのが本当にかっこよかったですね!!よく言った!!!
ロイヤルデモンズのマキシマムやフュージョンモンスターが登場しても別に良さそうだったところを登場させず、
そういう新しい力が与えられない事を「選ばれなかった者」「持たざる者」としてのロアくんの強さとして
結論づけちゃったのがすごい。
「相手の攻撃力を奪う」「相手のレベルをフィールド魔法で無理やり下げる」って戦い方も、
自分が選ばれなくたって選ばれし者を跪かせればいいんだっていう反骨精神…ロックンロール魂を感じました!!
遊我のマキシマムの弱点を突くカードを入れる遊我への執着っぷりといい、
本当に霧島ロアというデュエリストの総決算!!って感じのデュエル構成で、感動で涙が出ました…。
なんだこの小学生……
ここのところいよいよ話を畳みにいってる感があって、終わりが近いんだな~と寂しい限りですが、ずっと面白いですSEVENS!!