えきふの夢

アニメ・マンガ・ゲームの感想や萌え語りを書いたりしてます。

シン・エヴァンゲリオン劇場版 感想

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』観てきました~!!

最速上映が終わる頃からずっとネット断ちし、劇場についてから予告編始まるまでずっとイヤホンで音楽を聴き続け、
万全なネタバレ対策をして公開初日に行ってきました!!!


めっっっっっちゃくちゃ楽しかったです!!!!!!号泣しました。
細かいところの設定はぶっちゃけふわっとしか理解できてないんですが(これから復習しようと思う)それでも号泣しました。

特に最後のカヲルくんとのシーンでもう涙が止まらなかったです。
カヲルくんはシンジくんを幸せにしたくて、絶対的に優しくしてくれる、与える側の存在なんだけど
そんな彼をシンジくんが包んであげるような…シンジくんが手を差し伸べるっていう新しい境地がさぁ…。

『Q』の時もシンジくんの方からカヲルくんを誘って星空を見に行ったりしていましたが、
シンジくんが一方的にエスコートされるだけじゃない、対等な友人になれた二人が見られて本当に感動しました…。
渚カヲルの救済というすごいものを見せてもらえました…。よかったね、よかったねカヲルくん……!!


私はエヴァに関してはテレビシリーズ放送当時のリアタイ世代ではなく、(セーラームーンは見ていましたが)
中学生になって私はオタクなんだろうなぁという自認を得た頃に
「これがオタクに語り継がれる伝説のアニメなのか~」と、テレビシリーズを見てみたんですよね。
当時貞本義行さんのマンガ版も確か10巻が最新刊だったので追い始めて、旧劇場版も見て、
ちょうど新劇場版シリーズも始まったので序も公開初日に見て…。

でも、私とってエヴァンゲリオンって「もうみんなが知ってるもの」、もしくはその新解釈やアレンジであって
私の中でリアルタイムコンテンツにはならなかったんですよね、どうしても。
それが決定的に変わったのが『Q』で、14年後っていう誰も知らないエヴァの世界が始まった事に
すごくワクワクしたのを覚えています。リアタイ世代も新劇場版からのファンも、みんなここから先を知らないんだ!っていう。

『Q』も今回の『シン』も、あのエヴァンゲリオンをリアルタイムで目撃するっていう体験がようやくできて、嬉しかったです。
首のない女体軍団が練り歩きだしたりシュールな背景選びで親子喧嘩ラスボス戦が始まったりした時、
私は「すげぇぇーーーっ!!!!新鮮なエヴァのヘンテコ映像だ!!!!!!」って目を輝かせました。

「シンクロ率0…いや無限!!」ってなぜか画面にもちゃんと表示される∞マークとか小学生みたいな最強描写で
あれ見てるだけですごく元気になるし、本当にめちゃくちゃ楽しかったです。


あと私は安野モヨコさんの『監督不行届』が好きで、それ巻末のインタビューで庵野監督が
「見た人が内側にこもるんじゃなくて外側に出る力が湧いてくるような作品」を「エヴァでは最後までできなかった」と
語っていたのが印象に残っていまして。テレビシリーズ~旧劇場版の当時庵野監督がどんなメッセージ性をエヴァに込めようとして、
当時のファンが何を期待して、実際何を感じたのか、私は知らないし作品からも読み取れなかったんですけど、
今回のシンエヴァや、あと『シン・ゴジラ』も観た後に「自分にできる事をしながらがんばって生きていきたいよね」って
思えるような作品になっていたんじゃないかと感じました。


序の公開からはや14年……完結を見届けられてよかったです!!!!!