えきふの夢

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BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 61話感想

BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS 61話「砂鉄使い・シンキ」感想


中忍試験優勝と同時についにボルトの不正がばれ、父親からも仲間達からも見損なわれた瞬間…

その絶望が半端なさすぎました……。

いやいやこの絶望……すごいですよ……。
このエピソード自体は劇場版で既にやったエピソードでもあり、
ちなみに私は未だに劇場版を観てないので(早く見ろよ!)詳しい比較はまだできないんですが…。
テレビシリーズとして一年以上ボルトの歩みを追い続けた末のこの絶望は、
劇場版単品で観た時とはまた一味違ったものになってるんじゃないでしょうか!?

中忍試験編に入るまでにボルトが同期や他里の忍とまで友情を育んできたっていう積み重ねが、
ここにきて最大限に活かされてしまったっていう…。

根本にある「父親に認められたい」って気持ちだけでなく「仲間達をこれ以上バカにさせたくない」っていう
みんなを想う気持ちが科学忍具を使う最後の一押しになってしまった事に、すごく胸が痛みましたよ…。
そして、忍者学校入学編でボルトがいつも友人達に囲まれて楽しそうにする姿を見てきたからこそ、
卒業試験で同期のみんなの中心になって友情や繋がりを大切にする姿を見てきたからこそ、
それを全部裏切ってしまった辛さが鋭く突き刺さりました…。

とどめに修学旅行編でボルトを高く評価していた長十郎が失望する場面までしっかりあるという。

これまで一年通して描かれてきたボルトの成功体験が、
全部今回で視聴者の絶望を強化するための布石と化したわけで…。

なんて…時間をかけた丁寧な絶望なのかと……。

もう逆に感動するレベルですよこれは………。
(最近イナアレの7話といいじっくり調理された辛い場面によく逆に感動してる人)

BORUTOっていう作品自体は、最初に劇場版が単発の作品としてあって、そこからの続きとしてのマンガが始まって、
テレビシリーズは時系列的には一番前の段階から始めて、恐らくこっちは劇場版やマンガから逆算して話が作られたんですよね。
私はNARUTO原作本編は最後まで読んだものの、BORUTOは劇場版もマンガも見てない状態でこのテレビシリーズを見始めました。
アニメがそのうち劇場版のシナリオに合わせるらしい事、劇場版ではボルトがズルをしてしまうらしい事はうっすら知ってたんですが、
アニメ本編のいい奴で強いボルトを見ていたらズルをするような性格には見えませんでしたし、
ぶっちゃけ劇場版のシナリオに入ったらボルトのキャラに軌道修正入るのかな~とか、
劇場版のシナリオは劇場版だけで見た方が短くまとまってて面白いのかもな~なんて、ちょっと不安だったりもしてたんです。

しかし!!!!しかし!!!!!

すみませんでした!!!!!!!中忍試験編すごく面白いです!!!!!!!!!!

テレビシリーズならではの絶望を作ってくれました!!!!!!!!!!!!!!!!
ボルトがいい奴だって!!!!!!愛着が沸いてる視聴者こそ叩き落とされる絶望!!!!!!!!!
やばい!!!!!!!!!辛い!!!!!!!!!!!ありがとう!!!!!!!!!!!!

いや~、こうして新鮮な(?)気持ちで感動できたのも劇場版を借りにいつまでもツタヤへ行かなかったおかげかもしれません!!
こうなったら中忍試験編終わるまではあえて劇場版見ずにテレビシーズの延長として見てみようかなと!
終わってから劇場版を観て、比較はそれからにしようかな。