えきふの夢

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遊戯王SEVENS 13話感想

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遊戯王SEVENS 13話「もう一人の王」感想


霧島ロアくん、好きにならないわけがなかった…。

「甘いマスク」「努力に基づく自信家」「ナルシスト」「ドS」、おまけに「選ばれなかった者」ときた。
これはもう性癖のロイヤルストレートフラッシュが決まっておりますよ!!!理想的なクソ野郎ライバルでしたね!!!!


それでいてロアくんを悪としてやっつける話にはならなかったのが素晴らしかった。
デュエルで「敵を倒す」物語じゃないんですよね、SEVENSは。
みんながそれぞれ自分の信じる「ロード」を突き進んでデュエルを楽しめばそれでいいんだっていう。

ロアくんのやり方は確かに卑劣で、そこはルークからちゃんと非難されるんですけど。
でも、今の人気に上り詰めるまでにしてきた努力や
窮屈な現状を打破しようとしたロックンロール精神は間違いなく尊いものなんですよね。
誇っていい強かさなわけで。

負けても最後まで自分のペースを保ち続けたのもすごく良かったです。
本当の狙いを遊我に指摘されても「おいおい」って言うだけで慌てたりせず、
「俺様に同情とかやめてほしいんだけど?」の時も不敵な笑みを崩さない。
生き方の根底に妬みを抱えていながらも、決して揺るがない確固たる自分を持っている。

そういうところがめちゃくちゃかっこよかったですね。なんだこの小学生…。


そして今回は挿入歌に特別エンディングテーマもありました!!!
曲名の「ミニスケープ」は箱庭の意味でしょうね。ロアくんらしさの溢れるいい曲でした。

遊戯王シリーズでは珍しい実質的なキャラソンですが、SEVENSは大盤振る舞いしてきますね!
元々のエンディングも遊我たちが歌っていますし。


あと声優さんの話をしますと、ロアくん役の古田一紀さんは『ツイステッドワンダーランド』のカリムも演じられていますよね。
古田さんはこの2役で知ったんですが、この二人が全く正反対のキャラクターなのですごいなぁ~…と。

二人ともニコニコと愛想のいいキャラで、声のトーンも同じくらいかなと思うんですが
カリムの時は裏表ない心のきれいな声をしていて、ロアくんの時は心の汚い策略家の声をしているんですよね。
良いお芝居だな~って思いました。


さて、SEVENSも何度か再放送を挟みながらも1クールを終えましたね!

とにかくテンポのいいギャグ、ホビアニらしいめちゃくちゃな展開、変な口調のキャラが大量に出てくる、
でも根元のテーマはしっかりしていて、キャラクター達が活き活きしているという……クオリティーの高い楽しさです。

話が重くなりすぎないところが特徴的で、今回までのロアくんと対立する一連のエピソードも
めちゃくちゃ爽やかに完結してくれました。
このまま闇のゲームとかしないで世界も特に救わなくても全然いいでしょ!!っていう面白さがあります。
個人的には今後も重い展開にはしないでほしいですし、しないんじゃないかなって気がしますが、どうなるんでしょうね。

今後も楽しみです!!!!!