えきふの夢

アニメ・マンガ・ゲームの感想や萌え語りを書いたりしてます。

ナーナーナナナナー

そういえば2週間くらい前の話になるんですが……

ゼスティリアクリアしましたよ!!!\(^o^)/

もうとっくに発売及びプレイ開始から半年過ぎましたけど!!!
テレビアニメ化どころかミクリオのフィギュア化発表されちゃいましたけど!!!
ていうかもうデコマスすら公開されてますけど!!!!!!
(おめでとうございますありがとうございます絶対に買います)


ミクリオのユニオン4、エルム7が完成するまではラスボス突入しないつもりだったんですが、
ユニオン4はできたし、エルム7はもっと時間がかかりそうだったから、さすがにね…(´∀`;)
そろそろヘルダルフちゃんもスレイ達が全然来なくて膝抱えて泣いてる頃だと思ったので…
とりあえず本編クリアしときました。

 
最後のスレイとヘルダルフの一騎打ちは、普段ミクリオしか使ってないから不安だったんですけど、
スレイが操作しやすかったからか、ヘルダルフの鋼体が弱かったからか、
予想外にかなり楽に戦えてびっくりしました。しかもHP0にしなくても秘奥義使えば勝利だしね。
(ちなみに難易度はセカンドでした)

対応回避のタイミングも緩めだったのか、ひょいひょい攻撃かわせちゃった!
地面から岩が飛び出す技とかテキトーにヘルダルフの周りぐるぐるするだけで3連続できちゃうし!
やめろよ!!自分が神プレイしてるのかと錯覚しちゃうだろ!!!
(そしてスレイが「あまままい!!!(甘い!×3)」とか言うので爆笑)

ヘルダルフへのトドメをプレイヤーの操作に委ねるのは、
MGS3のプレイヤーにザ・ボスへの引き金を引かせる演出を思い出して、
なかなか意地悪なことするな~って思ったんですけど、そのやだな~って気分とか、
その時のスレイの台詞とかヘルダルフが言った「それでも抗うのか」って言葉をヒントにすると、
穢れる/穢れない の基準がなんとなくわかったような気がしました。

人を殺める事とかの「痛み」を「痛み」として受け入れられる人が穢れないのかな~って。
「痛み」を知りながら無理に誤魔化したり歪んだ激情に身を任せてしまう人は穢れて、
最初から「痛み」を感じずに人殺しとかできる人は、穢れはないけど悪人という感じかな。どうかな。

さて、そんなこんなでエンディングへ。

それまで本編で感じたモヤモヤが嘘だったみたいに、いいエンディングだった!!!

いやね、ゼスティリアのさ、かゆいところに手が届かないような描写の省きっぷりと、
人物の心情や描写を説明的な台詞でペラペラと解説するところが何とも好みじゃねぇなと思ってたんですが…。
このエンディング、スレイとヘルダルフの会話の後からはなんと一切台詞がない
描写だけが全てを物語っている…。そうそうこれこれ!こういうのが好きなんだよね私!!(*´∀`*)

そしてラストシーンは私の予想通りだった。いや、理想通りだった。

ほらね…??ほらね!?!?

ミクリオがヒロインだったでしょ…??????


「人間の仲間こそ真の仲間」とかね…あんなのね……戯言だったんだよそんなのは!!!!
スレイが数百年の眠りにつくと決意した時点でその帰りを待ってあげられるのは
天族たるミクリオだけで目覚めたスレイと夢を果たすのも親友のミクリオにしかできない役割だったんだよ!!
もう決まってた!!!!このラストシーンは!!!!!!約束された勝利のミクリオ!!!!!!

この確信を確認しに行く為に我々は旅をしていたのだ!!!!!!
これが世界を照らす友情という名の情熱だ!!!!!!!!


ミクリオばんざ~い!!!ミクリオばんざ~~い!!!!
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜ヽ(*´∀`*)ノ゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


…というわけで、テイルズオブゼスティリアの話そのものは良い話だったと思います。

ただ……ここが違えばもっと好きになれたのになぁって部分が物凄く多い作品でもあります。
好きだからこそ惜しさがすごく目立つ作品だと思います。

でも、公式コンプリートガイドのインタビューを読んでみると、
スタッフさん方(馬場Pや山本さん)の言葉からはものすごいやり切った感が出てるんだよな。
全情熱を込めてベストだと思うものを作った結果が今あるゼスティリアという感じ。
しかし……なんか、ピンと来ない……(´・ω・`)
な…なんだろ…?スタッフさんとプレイヤー(私)で全然違うものが見えてるみたいだ…??

馬場Pと山本さんは、私が全テイルズの中でいっっっちばん
シナリオがツボで好みで大好きなハーツを作り上げたタッグなんですよね。
当初漆黒の翼くらいのちょっとした敵役ポジションだったカルセドニーを、いのまたさんのキャラデザを見て
「美形ライバル」枠に押し上げた馬場Pの判断は英断だと思うし、神みたいに感謝してる。
山本さんに対しても、この物語を作った方とはうまい酒が飲めるぜ…と絶対的な信頼の眼差しで見たものです。

だけど、う~ん…ハーツのシナリオは「熱血少年マンガ」路線を目指したからこそできたもので、
お二方とも本来は暗くてスッキリしなさが漂う話の方が好きなのかなぁ…?最近の傾向見てると。

エクシリア2なんか暗すぎた。もう理不尽。あれは完成された暗さだったけどね!
分史世界の人間はどうやったって救えないっていうのが絶対的な正しさで、
エルが助かるのもたまたまエルが正史ではまだ生まれてない命だからであって、
ドガーがエルを救うのが正義でもなんでもなくルドガーのエゴでしかないのとかほんと素晴らしい。
(そしてそのエゴの為に覚醒する仮面ライダークルスニクがかっこよすぎる)

でも個人的にあれがテイルズの暗さの境地だと思ってるので、暗い路線…っていうか、
「スッキリしなくて人を悩ませる話こそがリアル」みたいな路線は
そろそろ変えてもいいんじゃないかな~、と…。
これ以上そっち方面にこじらせるとロクなことにならない気がする…。

ゼスティリアも、きっとプレイヤーに一緒に悩んでほしいんだな~ってところが結構ある。
街歩きながらセルゲイさんへの罵倒を聞かなきゃいけなかったり、
ヘルダルフへのトドメをささなきゃいけなかったり。
今作でやたら心情描写やらが省かれてるのもインタビュー読む限り、「描写できなかった」んじゃなくて
「あえて描写しなかった」って事みたいで。プレイヤーに答えを出してほしかったんだろうな~って。

うん、なるほど。なるほどね…それはいいと思う…。やりたい事はなんとなくわかる…。
でも…な~んか違くない!?上手く言えないけどさ…なんか違くない!?!?

あと個人的にものすごく気になったのが…会話が仲間内で閉じてしまう事が多かった事かな。
仲間の天族が基本スレイとロゼにしか知覚できないって性質上、会話の相手が二人に限られちゃうから、
仲間キャラとサブキャラの横の繋がりみたいなのがほとんどないのが窮屈だった。
それに、ロゼも含め仲間達が割とみんな人間に失望してる・人間を信用してないスタンスなので
会話の内容がだいたいいつも「人間はこういう愚かなことしてるね」「そうだね、いけないね」で、
昔流行ったキャラの会話式ネットマナーサイトかよ!!!ってな感じに達観してて…。
私がもともとああいう説明的な会話を多用されると無条件でイラつくってのもあるんだけど!!
パーティ内の視点がちょっと一方的に感じたなぁ。スレイとロゼも人間とはいえ特殊な環境で育った方だしね。

天族と人間の共存を目指す話なのに、どうにも他人事感があって冷たかったんだよね。
だって、人間社会が荒れれば最終的に天族も困るとはいえ、すぐに実害があるわけじゃないから
天族は加護をやめて知らん顔してても生きていられるわけだし…。
人間の方も、加護がなきゃ野菜が不作になるわけでもなく、何もしてもらってない段階で
「天族への感謝を忘れないで下さい」とか言われても、何に感謝するの?って感じだし…。
もう少し、お互いにとってお互いがなくてはならない存在なんだってエピソードとか、
対等な関係が築かれるのを本編中に見たかったな~…。

まあ、今のところはとりあえずこんなもんです。
アフターエピソードやってからまたなんか言います。