えきふの夢

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テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス 18話感想

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス 18話(#17)「届かない理想より目の前の正義」感想

 

ありがとう……ありがとう……。

ロゼという人間をここまで描いてくれてありがとう…。

良かった…やっとロゼを知る事ができた……。やっとロゼを素直に好きになれた……。

これさ…何がすごいって…アニメのロゼが原作のゲームと全然別人に変更されたとかじゃないんだよ…。
ロゼの強さは変わってないんです…。その強さを葛藤や迷いから掘り下げたのがアニメなんです…。

スレイとロゼは穢れないという強さを持っているけど、
それは別に二人が負の感情と全く無縁のメンタル最強人間ってわけじゃなくて…。
迷ったり悩んだり人を憎んだりするんですよ。でもその心の痛みを受け入れたうえで信念を貫けるから強いのだと…。
これはね、ゲームでも言ってた事だと思うんですよ。

いや~ゲームのロゼだってさ~~、躊躇いのなさばかりが強調されてましたけど、強いだけの人じゃなかったはずなんですよ~。
エリクシール密造してた教皇を裁くべきか迷ったり、サブイベで「本当は殺さずに済めばいいと思ってる」と
口にしたりしていたのを見る限り、葛藤だって絶対にあったはずなんですよ。
心臓にファーがついてる鋼メンタル女じゃなかったはずなんですよ。
でもやっぱり躊躇いのなさが強調されすぎてて「えっ…免罪体質者こわ…」って印象になっちゃってたんですよ。
私もね…ロゼの事サイコパスって思ってた……。

しかしそれを違うんだと!!!ロゼはサイコパスなんかじゃねーぞと!!!泥臭く生きてる一人の人間なんだと!!
ゼスティリアザクロス大先生は見事に再構成してくれたわけなんですよ…ロゼというキャラの本質を変えずにですよ。

もう、ほんと……。

ありがとう……ありがとう……。

でも、ゲームと変えたな~って思ったのは「穢れ」って言葉の指す範囲ですね。

ゲームだと「穢れる」って、憑魔になるくらい負の感情が溢れた状態を指していたと思うんですけど、
アニメだと、そうやって溢れる前の制御できてる段階の感情も「穢れ」って呼んでるんですよね。
しかも「穢れ」は人が誰しも持つものだとまで言ってる。
これってどちらかというとベルセリアでの「穢れ」の定義に近くて、だから今回スレイが出した結論の
「人の感情が穢れの元になるからといってそれを否定してしまったら、そんなのは人間とは言えない」って、
ベルセリアの物語にも言及してるんですよね。それを踏まえたうえで穢れと戦うのが、スレイの答えなんですね…。

って、あれ……?

これもうスレイの信念ほぼ完成されちゃったのでは……???

穢れない強さ、穢れを否定しない優しさを併せ持った、
ゼスティリアのテーマもベルセリアのテーマも体現した
ハイブリット最強導師が誕生してしまったのでは…???


もはやヘルダルフとかザコなのでは……??????

今更あの猫ちゃんがスレイの何を試せるというのか…????
だってスレイは自分の憎しみすらもうとっくに乗り越えてるぜ????ん????
こうなったらもうヘルダルフとの決着はどうなるんですかね!?!?

そんわけでますます展開の予想ができなくなってきました!ますます楽しみです!!!!!(*´∀`*)