えきふの夢

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テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス 12話感想

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス 12話(最終回)「災禍の顕主」感想


導師の旅路はゼスティリアを超えちゃった……。

ザクロス大先生はやってくれました……完全にやってくれました……。
素晴らしい……ありがとう……ありがとう……。

 

アリーシャとの従士契約に感動しました……。

いや~~~~……。

え~、ここはまず、私の感動を説明する為にも、私のアリーシャ観を述べさせて頂きたいんですけど…。

ゲームでアリーシャに正式なパーティメンバーになってほしかった~!って人もたくさんいると思うんですけど…
私個人としては別にどっちでも良かったなって思ってるんですよね。そりゃあ、仲間になるならなったで嬉しかったでしょうけど。
仲間にならなかったとしても、ヴェスペリアXbox版)のフレンみたいに一時加入キャラとして
ストーリー上魅力的に描かれていたなら、私自身に文句はなかったと思います。
ただ、実際のゲームのアリーシャが一時加入キャラとしても中途半端だったので、そこが残念だったって感じです。
離脱してる間にアリーシャの視点になる事が一切なくて、何してたのかすらもわかりませんからね…。
一時加入キャラとかいう以前に、ただただ話の蚊帳の外にいる人って印象でした。

その蚊帳の外感もアフターエピソードで一気に挽回され、ほっとしたものの…。
なおさら本編での不完全燃焼っぷりに疑問が芽生えました。
結局アリーシャって、このアフターエピソードありきのキャラだったのかな?
本編では、理想はあっても未熟なキャラクターとして描いて、本編が終わってから本当に始まるキャラにしたかったのかな?
そういう意図があったのかもしれない…と考えれば納得できそうな気もしました……が。

光のヒロインとして、闇のヒロインのロゼとの対比を考えると、
やっぱり本編中にある程度完成されたアリーシャを見たかったなぁ~って思うのでした。
本編の中で、ロゼが信念とその実行手段をある程度確立させてたのに対して、
アリーシャが何もできてなかったっていうのは対等じゃないですよねぇ。
もっと早い段階で対等な関係になる二人が見られたら美しかったのにな~って思ったんです。

そんな私の不満という名の穢れを、ザクロス大先生は見事に浄化して下さったのです……。

以前も書きましたけど…まずロゼが自らの意志でアリーシャの命を狙い試すってアレンジを
序盤でいきなりブッ込んできたのが最高のスタートダッシュでしたし、
10話で二人が価値観の決闘とも言える議論をして、アリーシャの覚悟が一つの完成を迎えるという
熱すぎる展開が…素晴らしすぎて……素晴らしすぎました……(;∀;)

アニメのアリーシャは、まさに私が見たかった「ある程度完成された」アリーシャなんですよねぇぇ…!!
アリーシャの志を慕う部下がそれなりにいる描写があるし、その部下にバルトロなんかの動向をこまめに探らせたりしている。
理想を夢見る事しかできないお姫様じゃないんです!!
自分が王宮内で疎まれる立場である現実を知っているし、それへの抵抗を行動によって示しているんです!!
アリーシャは、アリーシャの立場からしかできない戦いをしているんですよ!!スレイにもロゼにもできない戦いを!!

かぁぁ~~~~っ!!!!!これが見たかったんだっ!!!!(゚∀゚)

そもそも!ゼスティリアという物語においてアリーシャってどういう役割だったのかというと、
「スレイとは違う道から同じ理想を見て、そこを目指す人」だったと思うんですよ。
もっと具体的に言うと、「人間の社会から世界をよりよくする」役です。
スレイには、普通の人間では太刀打ちできない超常的な問題を解決する力がありますし、それが導師であるスレイの役割でしょう。
でも「人間と天族の共存」って理想を成し遂げる為には、スレイだけの頑張りじゃ足りなくて。
人間の社会の方からも変わっていかないといけませんし、人間側で代表してそれを先導する役が必要になるんです。
そして、その役割を担うべき存在が、為政者であるアリーシャだと思うんですよ。

ゲームのアリーシャがその自分にしかできない戦いを始めたのは本編後(あるいは本編でも終盤)でしたが、
アニメでは、ほぼ最初から既にそれを実行していたんです!!この時点で、私はもう完全に満足していました。だから、
アニメのアリーシャは自分の道をスレイとは別に確立させているし、このまま従士にならずに終わるのもアリなのでは?
とさえ思ったのです。

しかし……。

ザクロス大先生は遥かなる高みの予想外からやってくれました……。

「アリーシャの力になりたいんだ」と従士契約をしたスレイ…。
従士の力は、これからも危ない目に遭うかもしれないアリーシャの命を守ってくれる力にもなる…。

つまり…

「お互い離れても、それぞれの道で頑張ろう」という約束の証として…
アリーシャへのエールとして契約をしたわけです…。


そして、従士の力でライラ達天族が見えるようになったその瞬間とは…
伝承を信じ続けてきたアリーシャがついに報われた瞬間でもあったんですよ……。

あ…あ……

ああああぁぁ―――――――っ!!!!!!
導師の旅路はゼスティリアを超えちゃったっ!!!!!!
導師の旅路はゼスティリアを超えちゃったっ!!!!!!
BDBOXはもう予約しましたぁぁ――――っ!!!!!
2期の制作費用一口3万円をお振込み致しますぅぅ―――っ!!!!


あうぅ…素晴らしすぎるよぉぉ……(´;ω;`)
ゲームではスレイの挫折の場面だった戦争を、アニメでは1期の山場として用意し、
スレイ、アリーシャ、ロゼ、それぞれにとっての一つの到達点とする構成…本当に素晴らしかった…。

そして最終回でやっと台詞が貰えたデゼル!!!!!
OPのレギュラー面してグルグル回ってる謎の背後霊の奴」にならずに済みました!!!!
ゲームと違って、最初からロゼに存在を認識されているのが良すぎる変更です。
ゲームだと、ロゼの生き方のどこまでがロゼの意志でどこからがデゼルの意志だったのかがいまいちわからなくて、
デゼルの最期にも感情移入できなくて、私は頭上にずっとハテナが出てたので…。
この二人のドラマがどう描かれるのかが、2期の注目ポイントですね!

ゲームだとロゼってぶっちゃけ何考えてるのかわからない部分があったんで、
ここもザクロス大先生がめっちゃいい感じにしてくれる事を期待します!!!いや、信じてる!!!

そんなわけで神アニメだった『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』!!!!
このアニメに関わった全ての方々へ、ありがとうございました!!!!!!!


2期も楽しみにしてま~~~~~す!!!!!!≡≡≡c⌒っ´∀`)っ