えきふの夢

アニメ・マンガ・ゲームの感想や萌え語りを書いたりしてます。

イナズマイレブン アレスの天秤 16話感想

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イナズマイレブン アレスの天秤 16話「雪原のダブルプリンス」感想

~めちゃくちゃ面白かった~

めちゃくちゃ面白かった……。

すごい…駆け足展開に不安になってたのが嘘のように全てが面白い素晴らしい回だった…。
雷門のドラマも良かったし明日人と灰崎の関係性も素晴らしかったし白恋の活躍も大変満足した…。
私なんだかんだで面白さに不安になっては絶賛するのを繰り返してるな…。

いやでもほんと面白かったです…。
伊那国雷門の内部分裂とか、のりかの悩みとか、いつまでも「戦う事の辛さや痛み」を知らないままではいられないだろう…
ってほのめかしとか、いよっ待ってましたっ!!!これが見たかったっ!!!!って感じでした。
やっと雷門側のドラマが見られたというか。うんうんいいぞいいぞ。


~運命にオーバーキルされる灰崎~

野坂が「ピョンピョンピョン♡」とかあざとく楽しそうにしてるシーンの
直後に灰崎がボコられるシーンが流れるという残酷さ。

灰崎は前回までは試合後に野坂に絡みに行ったり茜とのやりとりで少し救いがあったりして、まだ元気がありそうな印象でしたが、
今回はこれでもかってくらい叩き折られた様を見せつけられました…。えっリンチのシーン要る!?やりすぎじゃないすか!?!?
明日人の「サッカー続けるよな!?」の言葉に答えず去っていく背中が悲しかったです。
そうですよね…そもそも復讐のためにサッカーを始めた灰崎は、
それが打ち砕かれた以上もうサッカーを続ける理由がなくなってしまったんですよね…。

しかし、心も体もボロボロになっても、それでも灰崎は中継に映る明日人の姿から目を離せないという…。

いや、ほんっと明日人と灰崎のライバル関係最高に熱いな……。

14話の灰崎も、今回の明日人も、フィールドでお互いの存在を強く意識しているっていう。
しかもお互いと対戦してる時じゃなくて。目の前に相手がいなくても、心の中に常にお互いを存在させてるんですよ。
内在化させてるんですよ…。そこが……良い……。
明日人と灰崎のドラマについてはもうずっと完璧だな…って思ってます。

ここから灰崎の再起があるとしたら、やっぱり鬼道オマージュで雷門に加入する展開でしょうか?


~ついに登場した白恋中~

イナイレ無印での最愛の男、吹雪士郎、そして最愛のコンビ、吹雪と染岡さん。
アレスの天秤という作品が発表された時からず~っと期待してた出番がついに来ました。

吹雪兄弟と染岡さん、この3人の運命は無印の頃からは何もかも変わってるので、
本当に違う人生を歩んでるんだな~という実感が大きかったですね!

まずアツヤ。無印でのアツヤは実際の吹雪アツヤではなく吹雪士郎が作り出した別人格で
FWのアツヤという概念だったので、凶暴な性格になっていましたが…。
実際のアツヤは、凶暴に見せかけた冷静で賢い性格のようですね。
相手を煽るのも戦略のうちという。万作にやたら寿司屋いじりしてたのがかなり笑えましたけど、
寿司屋の息子なんてマニアックな情報もわざわざ調べたのかもしれませんね。

吹雪はやや性格が悪いところがそのままでした!!!(やったぁ!!)
しかしなんというか、アレスの吹雪は健全に性格悪く育った感がありますね!
無印(脅威の侵略者編)の吹雪は心に大きな傷を負っていたので、表情や言葉に幼さや危うさがありましたが、
アレスの吹雪にはそういったものを全然感じませんね。暗い色気が健康的な色気になったって感じです。
これが家族を失わなかった人生を歩んだ吹雪士郎なんだなぁ…としみじみ。
アツヤとの合体シュート、「ホワイトダブルインパクト」は開始時の蹴りにウルフレジェンドみ?もあり、
そしてポーズと、雪が吹き荒れる背景はまさしくエターナルブリザードで…。
そこに吹雪が一人ではなく弟と二人でいる姿が感慨深かったです。・゚・(ノД`)・゚・。

そして染岡さん!!渋カッコイイ。もうこの道10年の歴戦の猛者って感じ。
無印では吹雪の性格の悪さに腹を立てて衝突していましたが、
オトナになったアレスの染岡さんは兄弟揃って性格の悪い士郎とアツヤにやれやれする保護者ポジションのようです。
吹雪を「士郎!」って呼んだのが衝撃的でしたね…はわわわ…(((・∀・)))

なえちゃんも超かわいいです。

で、ここからはアニメ自体の感想ではなく私の妄想や願望なんですが…。

無印(脅威の侵略者編)での吹雪士郎の物語においては、「完璧」という言葉が最大のキーワードだったんですよね。
吹雪を象徴する言葉と言っても良かった。
でもアレスの天秤では一切そのワードが出て来なければいいなって思うんですよ。

そもそも「完璧」という言葉が最初に出てきたのは、作中時系列的には
吹雪の幼少時に吹雪のお父さんが「(士郎とアツヤ)二人が揃えば完璧だな」って言った時でした。
その言葉が吹雪の心に深く残ったのは、それを言った直後に事故が起きて、
それがたまたまお父さんの最期の言葉になってしまったからだと思うんですよ。
本当なら何気ない会話の一言として終わっていたはずの言葉なのに、遺言になってしまったから、
その言葉は吹雪を縛る呪いになってしまったと思うんです。

その「完璧」という言葉の本当の答えを見つけるのが脅威の侵略者編での吹雪の物語で、
私は当時すごく感動したんですけども…。
だからこそ、今作のアレスの天秤の吹雪にはその言葉が何でもないものであってほしいんですよね。
違う人生を歩んでいるから。幼少時にお父さんと同じ会話をしてたとしても、
それが何気ない会話の一言として忘れ去られた世界であってほしいんですよ。
そんな吹雪士郎の人生も見てみたいと思うのです。

(あっ…でも「風になる」という言葉は別に出てきてもいいんだからね…??????)