えきふの夢

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映画『妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』感想: レベルファイブの主従萌えから逃れられるか

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逃れられませんでした。


そんなわけで観てきてしまいました。続きから感想です。
(※この記事はイナズマイレブンに対する複雑な感情を含みます)


nagatsukiekifu.hatenablog.com

イナズマイレブン オリオンの刻印』の壮絶な最後で心に深い傷を負ってから、はや2ヶ月半…。


妖怪ウォッチの新作映画がテレビアニメ版もやるらしいと聞いて、
シリーズ構成が日野社長じゃなければ見たいかも…」と情報をチェックしていたら…


animeanime.jp

キービジュの右の方にいるメラメライオンの人と隣の人、主従なんじゃね…??
と私の勘が告げたのだ。


そこでもっと気になって映画の公式サイトを見ると、今作は人間が妖怪(怨霊)を自分に憑依させて変身する設定なんだけど
メラメライオンの人はこの隣の人とミキシマックスするとか書いてあった。


一組だけちょっと毛色が違うようだな……


なるほど………


この雷堂メラって人と獅子黒カズマって人、推しコンビなんだろうな………。


こうして私は「雷堂メラと獅子黒カズマは推せる」という半ば確信した事実を確認するために劇場へと足を運んだのだった。


そしてうん、推しでしたね。

特に気に入ったのは獅子黒くんの方ですね。顔も好みだし、刀を使う姿がカッコイイ!!!
メラの後ろに常に控えてる立ち姿も従者萌えポイントが高くて素晴らしいぞ!!!


って思ってたら仲間になった直後から召喚枠として基本画面に映らなくなってしまった。


え!?!?!?!?!?!?

いや…う…うん…憑依怨霊だもんね…。
学生服着てて人間の姿だから他の仲間たちと同列の扱いを期待しちゃったけど、普通にバケーラ達と同じ扱いか…。

なんか…
ダンボール戦機W』の「三位一体」のOPアニメで郷田と仙道がレギュラー昇格かと喜んだら結局準レギュラーだった時
のショックを思い出しちゃうな…。


今作は妖怪(怨霊)を召喚して戦わせる従来のバトルの仕方も一応あるものの、
怨霊憑依で変身して戦う方がメインになっていたので、獅子黒も含めた怨霊たち自身の出番は少なめでしたね。
テレビアニメ版ではどうなるんでしょうか。怨霊たち(主に獅子黒)がみんなとワチャワチャしてる所ももっと見たいので、
ウィスパーとかミッチーみたいに召喚しなくてもある程度はその場にいてほしいものです。


でも…獅子黒は召喚バンクが異様にかっこいいんですよね~……。

メラ(のウォッチ)からまず獅子黒の手だけが飛び出してくる怨霊感がめちゃくちゃカッコイイ…。
烈火の炎』の紅麗が紅を呼び出すシーン並みに中二心を刺激してくるやつ…。
メラの「獅子黒、俺様がお呼びだぜ!」って呼び方も大変主従関係を感じさせて良い…。
これを毎回見たいか省略してほしいかと聞かれれば毎回見たいに決まってんだろ!!って感じなので、そこはジレンマですね…。
いっそ召喚しなくてもそこにいるけど召喚バンクだけ流せばいいのでは…。


しかし、こういう「かっこいい」バンクっていうのはやはり良いものだなぁと思いましたね。

変身バンクもダントツでメラと獅子黒のがかっこよくて。
中合わせの二人が向かい合って拳を突き合せた瞬間獅子黒の体が獅子の形の炎に変わってメラを飲み込む…とか…は???
ってレベルのかっこよさじゃないですか?????なんでそんなに凝ってるんですか??????
この二人の関係「番長とその舎弟」しかわかってないのに既にあるこのエモさ、すごくない??????

こうしてバンクのかっこよさに興奮してるだけでも楽しくなれるので、
「変身ヒーローモノ」ってコンセプトはすごくいいと思いました。
私は特に『冒険遊記プラスターワールド』とか『ロックマンエグゼ』(アニメ版のクロスフュージョン)とか
エレメンタルジェレイド』とか『ソウルイーター』とかを見て育ったので、
相棒と変身合体!とか相棒を装備!!とか大好きなんですよ。
最近だと『テイルズオブゼスティリア』の神依の設定も大好きでしたしね。


話の方はまあ…だいたいうんことかちんこの話ばっかりしてるノリだったんですけど…。

それに日野社長脚本なだけあって話運びが説明的だな…とか、下ネタ以前に日野社長のギャグってツッコミ方とか擦り方が
オタク臭いというか説明しすぎで個人的にあんま笑えないんだよな…(下ネタ自体は『ヒーローバンク』大好きだったので好きです)とか、
うんこちんこネタはともかく女性の下着とかおっぱいをギャグで扱うのは
このご時世あんま無邪気にやると怒られ案件になるのでは…とか、
でも社長って絶対その辺無頓着そうだよな…とか、腕と脚組んで真顔で見ちゃうところはあったんですが…。

しかし、私がブチギレてしまった『オリオンの刻印』と違ってこっちは最初から真面目な話ではないので、
別にそこまで深刻に気になったわけじゃありません。
オリオンは(超次元サッカーという絵面はギャグであっても)真面目な話という体でやっていながら
話の辻褄が崩壊していたので、ちょっとどうしても許せなかったんですけども。

まあ何せこっちはうんこちんこのノリですからね。私も肩の力を抜いて楽な気持ちで見る事ができました。

劇場に来ていたチビッコ達が金的や消火のシーンでウケてたのが微笑ましかったですね~。


そんなわけで総合的に楽しむ事ができました、妖怪学園Y!!
テレビアニメの方も(シリーズ構成が社長じゃない事を祈りながら)楽しみにしています。



…と思ったらポスターに「シリーズ構成 日野晃博」って書いてあるのが確認できました(憤死)


ど……どうしようかな………。