イナズマイレブン オリオンの刻印 43話「あのサッカーをやろう」感想
「ごめんなさいマーマぁぁ〜!!」と床の上で泣きじゃくる美形の大人の男(CV細谷佳正)
のインパクトが凄まじかった回。
細谷さんのこういう芝居を聞いたのは初めてなのですごく新鮮でした。背徳的な萌えを感じました。
試合の方は、う~~ん……イマイチというかだいぶ盛り上がりませんでしたね。
「反則のフリ」作戦は、反則のフリのためにフィールドに道具持ち込んだらその時点で反則なのでは??としか思えませんでした。
ジャジャーン反則のフリでした!!でも演技のために道具は使ったよ!!っていう。お、おう……そっか……。
しかも、アメリカ戦で一之瀬が別に道具も使わずたった3人のサッカーのプレーだけでネイビーインベーダーに
本当のサッカーを思い出させた実績が既にあるせいで、今回のイナズマジャパンのすごさがまるで伝わってこない…。
趙監督も豪炎寺も記者の紀村さんも「面白くなってきましたね〜」「面白い作戦だな」「面白い事をやっているようだ」と
口を揃えて絶賛してましたが、一体どこら辺がどう面白い作戦だったんでしょうかね…??私にはよくわかりませんでした。
わざと痛がる野坂さんの表情はいい意味でイラッとして面白かったけど…。
ブラジル代表もキャラや背景自体は良かったと思うんですが、説明台詞がフルスロットルすぎてそれどころじゃありませんでした。
ボール放置して突っ立って自分の心境やその変化を1から100まで声に出して報連相してる時間、長くないですか!?!?
「俺達は自分の心を抑え込んでそれでも仕方なくやってるんだ!」って自分で言う奴、シュールじゃないですか!?!?
スペイン戦もそうでしたが、今回のようなストーリー上重要な位置にあると思われる「熱い」試合に
全然熱さを感じられないと虚無感が半端ないです。
さて、西蔭推しの私は41話での手の怪我が離脱フラグなんじゃないかと泡吹いて倒れそうになってたわけですが…。
西蔭が怪我したのは終盤で円堂に交代するための理由付けだったようで、つまり円堂への忖度だったようです。
とりあえず離脱は回避…なのでしょうか。まだ油断はできませんが。
円堂を出したのは「サッカーやろうぜ」な流れを引っ張らせるためでしょうか。
でも…そういうサッカーを楽しむもうって流れで西蔭がGKやってても良かったと思うんですけどねぇ…。
ダメなんでしょうかねぇ…。
円堂みたいに場を引っ張れなくても、GKとしてサッカーを楽しむ西蔭の姿をもっと見たかったというか…。
野坂が王帝月ノ宮が負けた時の事に言及したので、余計にそう思ってしまいました。
確かに円堂が「サッカーやろうぜ」と言えば無条件でなんとなく場がまとまるし、
それは円堂が過去シリーズでの活躍で築き上げてきた偉大な貯金によるものではありますが…。
でも今の円堂ってぶっちゃけ、主人公らしい主人公がいないイナズマジャパンで主人公っぽい役が必要な時に
便利に使われてる感があるというか……(アドバイス役とか格言役とか)
アレスからのキャラクター達でも「サッカーやろうぜ」感はがんばれば全然出せるでしょ~!!
(アレス24話と26話ではめちゃめちゃサッカーやろうぜしてたでしょ!?!?)って思うからこそ、
結局ここでも円堂の主人公力貯金に頼るような話にしたのは結構残念です。
でもまあ西蔭が離脱するよりは5億倍マシです。
頼む、離脱しないでくれ西蔭……!!!!一生野坂さんと一緒にいてくれ……!!!!!!