『FF7R』、シナリオクリアしました~~!!!!
以下ネタバレ感想です。
ザックス………。
一人称「俺」で話すセフィロス………。
すごい事になりました。
ザックス(の足)はファイナルトレーラーの最後にも映っていたので、これは台詞もあるんじゃないか…??と予想してましたし、
鈴村健一さんが発売後のラジオで「Why」を流して『クライシスコア』の話をしつつリメイクにはあまり触れてなかったので、
しらばっくれてるんじゃないのか…???と疑いながら、ドキドキソワソワしてたら……
やっぱり鈴村さんはあえて触れてなかったようです!!!(そりゃあ重大なネタバレなので触れないのも当然なのですが…)
がっつり台詞収録してる~~~~~~!!!!!!!
めっちゃ夢抱きしめてる~~~~~~~~~!!!!!!!!!
空は「自由」の象徴だし、エアリスはそんな空が怖い…。この辺は完全にCCで語られた物語を前提としていますよね。
CCでザックスはエアリスに、何にも覆われていない空が怖いものではなく良いものなんだって教えたがっていました。
青空が気持ちのいいものなんだって。でも、本来の運命におけるザックスは「自由」の代償に殺されてしまった。
エアリスもあの雨の日に彼の命が星に還った事には気付いている。
星の運命を変えたがっているエアリスも複雑な気持ちなんでしょうね。
運命から「自由」になりさえすれば全員生存の大団円ハッピーエンドが約束されるのかというと、そうとは限らなくて。
本来の運命だとエアリスは命を落としてしまうけど、逆にそれはエアリス以外の旅の仲間達の命は保障されているという事です。
だからもし運命を変えてしまうと、本来死ぬはずだった人々を救える代わりに
本来死なないはずだった人々が死んでしまう可能性が出てきます。そしてそれはクラウド達かもしれない。
それが、エアリスにとって「自由」になるという事の意味なんでしょう。
エアリスは自分が死ぬ事よりも、自分の大切な人がまた殺されてしまうかもしれない事が怖いんだと思います。
だから運命の壁に突入する時にみんなを引きとめたのかなと。
ミッドガルから旅立つ時に雨が降って「空が嫌い」と言ったのも、
「自由」を求めたザックスの死を思い出したからですよね。
でも、ザックスがあの日銃殺される運命に勝って、生還できた世界線も生まれていた。
その世界の空が雨ではなく、青空だったのがめちゃくちゃすごいです。
これは、まさに「空は怖いものじゃない」とエアリスに伝えようとしていたザックスの想いそのものだな…と…。
今いるエアリスの世界線では、彼の死はもう起こってしまった事だから変えられないし、
(※そもそもザックスが死なないと『ファイナルファンタジーVII』が始まらなくなる)
二人が生きて再会する事は叶わないのでしょうが…
それでも、その世界線と一瞬すれ違った時、
ザックスはエアリスに「自由」へ踏み出す勇気を与えてくれたんじゃないかな…と思います!!!!
ザックス・フェア……本当に「尊い」の塊みたいな男だな……。
いや~、私は「エアリス生存ルートとかザックス生存ルートとか別に作らなくていいよ」って思ってた方なんですけど…。
それはファンサービスのためだけに物語性を犠牲にしたり、
リメイク前の物語を否定するようなifになるならやらない方がいいなって思ってたわけなんですよ…。
もし生存ルートを作るなら、そんな「生存ルート」なんてお好みで選んでも選ばなくてもいいような概念じゃなくて、
生存するってこと自体に物語上重要な意義があるような、そんな感じのを作ってほしいと……そう思っていました。
…ので!!!こういう繰り出し方はめちゃくちゃ大歓迎だなと思いました!!!
エアリス、生き残る結末があってもいいんじゃないかなと思います。
というよりも……どうかエアリスが空を好きになれる日が来てほしいです。
空を怖がる気持ちに負けずに踏み出そうとした勇気が、報われるような結末になってほしいです。切実に!!
そして、セフィロスの一人称「俺」にも衝撃が走りました!!
ニブル魔晄炉の事件以来、「俺」で話した事は今までのどの作品でもなかったはず…。
原作でもセフィロスって、どこまでが人間だったセフィロス自身の意思でどこからがジェノバの意思なのか
ただでさえ曖昧なところがありましたけど、これはまた新しいセフィロス像を考えなければならなそうですね!
「私はお前の主人だ」って上から目線で言ってきた(恐らく原作通りリユニオンが狙いの)セフィロスと、
「俺」と言って「共に運命に抗わないか」と対等に提案してきたセフィロスは別人なような気がします。
原作セフィロスとリメイク版セフィロスが同時に存在するし、
どっちもクラウドに濃厚なちょっかいを出してくるという……ものすごいややこしさ!!!!!
さて、「The unknown journey will continue」という言葉で締めくくられた通り、
ここからは本来の『ファイナルファンタジーVII』の運命とは違う物語になっていくのでしょう。
しかし、今作のウォールマーケットのように人気のある要素やミニゲームは
過剰にパワーアップしたうえでちゃんとやると思うので…
次回作の目玉イベントであろうルーファウス歓迎式典パレードや
ゴールドソーサーが今からめちゃくちゃ楽しみですね……。