えきふの夢

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遊戯王ARC-V 123話感想

 

遊戯王ARC-V 123話「栄光の機械竜」感想

 

アスリンはユーリにデニスの話題を振ってくれませんでした…(´・ω・`)

あらすじでは明日香がユーリの説得を第一目標にデュエルするかのような書かれ方で、
もし明日香が、アカデミアがいかに間違っているのかをユーリに説く方向で話をするなら
アカデミアの在り方が生んだ悲劇としてデニスの事が語られる余地もあるんじゃないかと考えていたんですが…。

冒頭の回想シーンの藪からスティックな編集や、デニスを「討ち果たした」なんて言い方をしてる所を見ると、
そもそも明日香が別にデニスに同情とかしてなかったっぽい…(´・ω・`)
(いやまあ、ナレーションってメタ的なものだから実際のキャラの考えと一致するかはわからないんですけどね…。)
しかも、今回の明日香はユーリを説得するよりは敵として倒す事に集中しているようでしたし、
対話しようとした時もアカデミアの体制より、ユーリ自身が今まで犯した罪について言及する方向性でした。

そ…そうだよねぇぇぇ~~~~…。
明日香個人の立場からすれば、アカデミアは、ユーリは、自分にとって大切な友達や塾の仲間を奪った相手で、
そりゃあ自ずと論点は「大切な者を奪われる痛み」になりますよねぇぇ~~~~…。
なんか知らんけど勝手に思い詰めて自殺した先生の粘着ストーカーの男の優先順位なんて、低いもんねぇぇ~~…。

はぁぁ~~~~…。

でも今回は、ユーリのイカレっぷりが最高でした!!!

まず、今回でユーリが使用したデッキについて。
ユーリが「優等生デッキ」という名の9月24日発売のストラクチャーデッキR-機械竜叛乱-を使う事を最初に知った時は、
えっまだ捕食植物のデッキもやっと一度披露した所なのに!?アニメ遊戯王がこういう露骨な販促するの珍しいな!?
…と、戸惑いしかなかったんですが!実際見てみれば、ユーリの下衆野郎っぷりを表現するのにめちゃめちゃ効果的でしたね~!!
じゃあ優等生デッキでやりま~~~~すwwww」っていう小学生みたいな憎たらしい煽り方が素晴らしかった!
元々高かったユーリの煽りスキルといい具合に馴染んでいましたね。
あと、初めて使うデッキを使いこなすという、ユーリのカードプレイングの才能を表すのにも一役買っていたかと!

そして、彼のあのいちいち的確に癇に障る台詞回しは本当にすごいですね…。あまりの突き抜けっぷりが痛快で感動すらします。
もう見てて「こいつ言いやがるわ!」って笑いが止まりません。スタッフさんも絶対楽しんで書いてるんだろうなぁ…w
ZEXALのベクターもすごかったですけど、ユーリの無邪気で素直な残酷さはまた一味違っていて、
スタッフさんのアルティメットナチュラルカス野郎を生み出す技術がどんどん進化してる気がしますw

さあさあそして!!何と言っても今回はユーリの思想の根源が見られましたね!!!
自分が楽しくてしたいからカードにする!」「僕は人をカードにしてないとダメなんだ…呼吸をするようにね
いや~完全に頭がイカレてて興奮しました!!!!!!これにはユーリを育てたプロフェッサーも流石にドン引き!!!!
ユーリはプロフェッサーに捨てられたら発狂するタイプのキャラなのか、
プロフェッサーすらどうてもよく本当に自分さえ楽しければいいキャラなのか、どっちだろうと考えてましたが、
後者で確定しましたね!私も後者の方が面白いと思っていたのでこれにはワクワクしました!(゚∀゚)

遊矢たち四人が共通して内に抱えている破壊衝動に心を全て委ね、それを自分の生き方にしてしまった存在がユーリなんでしょうか!
自分じゃない意思に引っ張られてるというわけでなく、自分の意思で自分をそれと同化させたって感じが良いですね。
遊矢はそれに抗おうとするけど、ユーリはそれを自分にする。
遊矢は「みんなを笑顔にしたい」けど、ユーリは「自分さえ楽しければいい」。
しかもユーリは、自分以外の全ての人間をカード化して、世界で一人ぼっちになる事でそれを実現しようとしてるわけで…。
「自分さえ楽しければいい」って思想の究極の体現法じゃないですか…。やべぇ…イカす……。
ユーリがどんどん遊矢の対極に位置する存在と化していくこの展開に、興奮して仕方がありません!!!( ゚∀゚)o彡゜

ただ…今回でユーリの進む先に待つ破滅も見えたような気がしました。
デュエルをする事、勝って相手をカードにする事が大好きなユーリが持った夢、「世界中の人間をカードにする事」。
それが叶うという事は、ユーリは永遠にデュエルもカード化もできなくなるという事で…。
その時に、ユーリは本当に幸福に満たされるんでしょうかね…?孤独は本当に彼にとっての幸せなんでしょうかね…?
もし、今後遊矢がユーリと思想バトルフェイズを行うとしたら、そこが争点になるのかなって思いました。

…と、以上が普通に123話の感想だったんですが…。

このまま終わると↑の絵が意味不明なので触れておきましょうか^^;

いや…今回でユーリが「友達なんていなかった」と発言しましたので…
つまりデニスがユーリの「友達」ではないという事が確定してしまったのですが…。

それでも私はこの二人の繋がりを信じるぞ!!!という主張を込めた絵でした…。

だってさぁ……「デュエルすればみんな友達!」と言いながらも心から仲間と思える相手など一人もいなかったデニス
友達なんていなかったしいらないと思ってるユーリがコンビ組んで一緒に仕事してるのってさぁ……

めっちゃ萌えるじゃん……?????

しかも二人とも、罪を赦され手を差し伸べられて、「勇気を持って自分を変えよう」って言われた時にさぁ……
自殺する事で変わる勇気を選ばなかったのがデニスで、より一層狂気に生きる事を選んだのがユーリなんですよ……???
道は違えど二人がそれぞれ選んだのは、誰の手もとらない孤独なんですよ……????

めっちゃ萌えるじゃん……?????

そんでもって二人は共演こそせずとも、しょっちゅうお互いと似た言動をするんですよ…??
片目をつむる仕草に始まり、ユーゴを「ユーゴとかいう」呼ばわりもそう、
今回の「君の事は調べてるんだよね」や、「ギャラリーがいなきゃつまらない」もそう…。

…えっ!!?絵コンテさんや脚本家さんの単なる手癖なんじゃないかって!?!?

ハッハッハ!!!!!!聞こえないなぁ!!!!!!!!/(^o^)\

えええ~~だって…「誰も寄りつかなかった」というユーリに劇中で唯一馴れ馴れしく話しかけたのがデニスで、
Emのペンデュラムモンスターのボーナスディーラーは明らかにデニスと似たデザインで、
ミラーコンダクターもユーリに似てて、しかもこの2体はペンデュラムスケールが同じ3だから、
決してフィールドに共に並べる事ができないという意味深な効果もあるんですよ……???

ここらへん見てて何の繋がりもないなんて思えっこないですよ……??????
私は何もおかしい事なんて言ってないですよ……???????


えっ……意図……意図してるよね……???なんなのもう……????
わからない……。ほんとアニメスタッフさん何なの……苦しい……。
ま……まさか……このまま本当に何も触れられずに終わってしまうのか……????

マジか……。

た……助けてくれ……。

助けてくれえええ遊星えええ――っ!!!!!(マグマに落ちながら)