えきふの夢

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喧嘩番長 乙女 -Girl Beats Boys- 9話感想

 

喧嘩番長 乙女 -Girl Beats Boys- 9話「淡き想い、決意の拳…、」感想

   

いやぁ~、吉良と未良子のガチタイマン最高でした…(*´∀`*)

未良子の膝蹴りもハイキックも拝めて…しかも原作の二人同時に倒れるところまで再現してくれました…。
これをアニメで見られる幸せったらないですよ……。ほんと…もう…ありがとうございます……。
アニメスタッフさん、アクション監修の安彦英二さん、ありがとうございますっ!!!!!(;∀;)

原作(吉良友情ルート)だと、二人がタイマンに至るのは吉良が「ひなこ」という過去にとらわれて
2年生の内部抗争から目を背け続けていたために未良子がブチ切れて…という経緯でした。
その経緯のないアニメ版ではどういう理由で二人が戦う事になるんだろう?
いやもうアニメで見られるのなら「麟太郎~オレ最近体なまっててさぁ~」って理由でもいいんですけど???
…と、そう思いながら今回の放送を待っていましたが…。いや~、上手いこと自然に捻じ込んできましたね!!!(゚∀゚)

吉良はひなこであると確信している相手と戦う事を躊躇している。
それは原作の友情ルートほど深刻でなくとも過去にとらわれているって事だし、
未良子にはそれが2年トップとして戦う責任から逃げているように見えて腹立たしい。だから役目を果たせよと。
そして「お兄ちゃん」である相手と戦う事を躊躇うひなこもまた、鳳凰に「一番大事なものの為に戦え」と諭されて。
吉良もひなこも、お互いの過去を知りながらも拳で決着をつける決意をするという。
ひなこがトップを目指すのは最初こそは脅されてるからでしたけど、
今は斗々丸や金春達と一緒にいるのが楽しくて、もはや「鬼ヶ島ひかる」としての居場所が大切になってるんですよね。
今回鳳凰に言われて気付いた「一番大事なもの」とはその居場所の事でしょうし、それを守る為に戦うんでしょう。

この流れは上手いと思いました~~~!!!!
吉良との対決を後に回して大ボス扱いにするのはマンガ版でもやっていて、
そっちのアレンジの仕方もすごく上手くて感動したんですが、これもすごくいいですね!
結局未良子も吉良もひなこもみんな一番大事な気持ちは拳を介して伝えるべきと思ってる喧嘩脳なのが最高です!!
拳こそが最も優れたコミュニケーションメディアなのだと疑いもしないのです!!いいね~熱い熱い!!(´V`*)

そして個人的には何と言っても未良子がいい味を出していたと思います!
「オレはあいつらに助けられたから、2年トップの資格はねぇ!」って台詞がすげぇいいなって…。
台詞っていうか、この台詞と共に吉良にひなこと戦えと迫る未良子の考え方がさ…良いんですよ…。
ヤンキーの価値観への真摯な姿勢が感じられるんです…。
7話で人としてひなこに惚れた一方で、1年に助けられた事は2年ツートップの一人としては恥ずべき事だと思っていて。
だからもう片方のトップの吉良を戦いの場に出す事で自分なりに責任をとろうとしてるわけですよこいつは。

はぁぁ~~~~…真面目ですよね~~…。

ほんと未良子のさぁ…
ヤンキー文化から一番距離を置いているように見えて、
実はメインキャラの誰よりもヤンキーの理屈に対して真面目なところ……

大好きなんですよ……。


アニメでそういう未良子らしさが拝めた事も大変ありがたいです。
しかもこの未良子の行動、ひなこに対する誠意も感じられる(気がする)のも非常に良いです。
ひなこがトップを目指して吉良と戦う事を望むであろう事はわかっているわけだから、
自分を救ってくれた彼女の為にも、吉良と正々堂々喧嘩をできるようにしてあげたいって気持ちもあったのかもしれません。
7話ではひなこ達に調子のいい顔を見せておきながら、心の内ではちゃんと恩義に報いようと思っていたんでしょうか…?
そう思うと…大変萌えます*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n'∀')η゚・*:.。..。.:*・゜゚・*

そんなわけで、期待以上だった9話でした!!!!!

しかし…今回のEDテーマは鳳凰ver.でしたが、鳳凰メイン回ってわけでもなく…
鳳凰のエピソードはあれ以上は掘り下げないって事なんですかね?ひなこの出生の話はやらなそう?
次回で吉良との決着が付いたとして、残りの2話はどういう話をやるんでしょうか。その辺りも注目ですね~(´∀`)