えきふの夢

アニメ・マンガ・ゲームの感想や萌え語りを書いたりしてます。

イナズマイレブン アレスの天秤 26話(最終回)感想

イナズマイレブン アレスの天秤 26話(最終回)「てっぺんへダッシュ!」感想


どうも、手のひら返し情緒不安定発狂ブログ芸人のなが月です。


nagatsukiekifu.hatenablog.com

先々週の私「先週の話なんだったんだよ……(超絶賛)」


nagatsukiekifu.hatenablog.com

先週の私「先週の話なんだったんだよ……(超がっかり)」



今週の私「先週の話なんだったんだよ……(超最高)」


すごい……最強で最高の最終回でした……。


先週見たかったものが全部そこにありました……。
ただの全力サッカー…必殺技の応酬…さらっと出す新必殺技…。これだよ…これが見たかったんだよ…!!!!

25話のようなノリの最終回なら楽しめない可能性が高いなぁ…と恐怖しておりましたが、
今回の最終回は間違いなく24話の内容から期待してた、24話の延長線上にある熱い戦いでした…。
よかった…25話の24話と繋がらない内容で「24話なくてもよかったんじゃ…」とショックを受けましたが、
ちゃんと24話は必要な回だったんですね…良かった…本当に良かった…
素直に熱くなって楽しむ事ができて、本当に良かったッ……!!!!!。・゚・(ノД`)・゚・。

すげぇな……アニメ見ててここまで極端に手のひら返しまくったのなんて初めてだよ……。
しかも1週間ごとの短期間に…。アレス見てる私の機嫌を折れ線グラフにしたらすごい鋭いジグザグになるぞ…??
すごい体験をしてしまった……。

そんなわけで今回も項目分けます。


~放送開始2分で新たな伝説を作り上げた野坂と西蔭~

24話で尊さの境地に達したと思われた野坂と西蔭が今回放送開始2分でそれを超えてきました。


「君が僕を皇帝にしてくれたんだ」……


うわ……野坂もまた、西蔭を必要としていた……ずっと…西蔭に救われていた……。

それが野坂の口から語られた瞬間、今までの野坂の西蔭に対する全てが繋がってしまった……。

うわ……脳細胞がトップギアだぜ……。

ぜんぶぜんぶ、西蔭のためだったんだ…。主従関係は、西蔭が望んだ事だったんだ…。野坂はそれに応えてあげていただけ…。
西蔭に目線を合わせず振り向かないで話すのも、従者に対する「皇帝」を演じるため…
病気や計画を西蔭に話さなかったのも、弱い部分や葛藤を見せたくなかったから…。
西蔭のために、優しくしなかった…。西蔭のために、甘えたり頼ったりしなかった…。
西蔭に幻滅されたくなかった…。西蔭が肯定してくれる自分であり続けたかった…。
全部、西蔭を大切に想っているがゆえの事だったんだ……。

なんて事だ……。そりゃあ、これまででも野坂は西蔭の存在をいてもいなくてもいいものじゃなくて
ある程度は支えだと思ってくれているだろうと思っていましたが……まさかここまで強い想いだったとは……。

それを思うと…じゃあ24話で西蔭に言った「病気?何の事だい?」「君と何の関係があるの?」って…
あれすら西蔭のためで…心にもない事を言ってたわけじゃないですか……ウワ……。
西蔭には絶対に知られたくなかった事で…きっと内心では焦ってたわけじゃないですか……ウワワ……。
そして西蔭に初めて否定されて、壁ドンしてマジギレした時……
傷ついて悲しんでいたのは野坂の方じゃないですか……!!!!ウワワワワワッ!!!!!!!
なんでお前がそれを言うんだよと!!!!他ならぬお前が!!!!!お前が望んだのに!!!と!!!!


つまりあそこ、お互いに「信じてたのに裏切られた」って悲しみを
ぶつけ合ってたわけじゃないすか!?!?なんつーすれ違いだよオイ!?!??!?!


野坂は、自分が本当はただの傷ついている子供だと西蔭に知られる事を、ずっと恐れていたんでしょうねぇ…。
24話でデレた時にもまだ言えなかったくらいですもん…。あの時の西蔭の「最後まで付き合う」という誓いと、
今回で試合が後半に入って王帝月ノ宮イレブンに最後の感謝を伝える流れを経て、ようやく言えた事なわけで…。
すごく勇気のいる事だったのでしょう。

でも、野坂は西蔭に受け入れてもらえると思って本音を告げたわけじゃないんですよね…。
西蔭を失望させてしまうかもしれない可能性を考えたうえで言いましたよね。
それでも西蔭に心からの感謝をどうしても伝えたかったってわけじゃないですか…。
「だからもう付き合わなくていい」「これからも付き合ってほしい」とかの望みは言わずに、
ただ自分の正直な気持ちだけを告げて……あとは西蔭に委ねるっていう……。

しかしながら…「ごめん」と言って話を終わらせて、西蔭の答えを聞かずに背を向けて去ろうとした姿を見ると、
やっぱりそれで本当に西蔭が離れてしまうのは嫌だったんだと思います。
だから西蔭が沈黙を破って「それでも…」と呼び止めた時、すぐに「えっ…」って振り向いちゃったんじゃないの!?!?


「えっ…」っていう気の張ってない声を漏らしてる所も…
西蔭にすぐに顔を向けて振り向いてる所も…
これまでの野坂とは全く違う姿で……


西蔭の次の言葉を待っているっ!!気になってしょうがないっ!!
一生懸命聞こうとしているっ!!!!!!!


このっ……!!!!!!!!
この野坂悠馬のいたいけな姿よっ……!!!!!!!!
西蔭の事めっちゃ大好きじゃんお前!?!?!?!?


そしてそれに「それでもあんたは俺のヒーローだ」と最高の返事をしやがった西蔭政也!!!!!!!!


うわあああああああ――――――っ!!!!!!!!!
アンタって人はァァァ――――――――――ッ!!!!!!!!!

(これが言いたかっただけ)


「あんた」呼び……来てしまった……24話の敬語を完全には崩さなかったのも最高でしたが……。
従者がここぞという瞬間にだけ完全に敬語外す!!!!これは破壊力抜群ですよ!!!!!

あそこで従者としての「あなた」で呼べば…幻想の「"皇帝"の野坂悠馬」への崇拝と思われてしまいますもんね…。
だから、「ただの野坂悠馬」としての言葉へ、「ただの西蔭政也」としての言葉で答えたわけじゃん…?????

それに対して野坂が笑顔で「ああ」とだけ答えるのがまたいいですね……。
「ありがとう」とか言わないで、どっしり構えてる事で西蔭への誠意や感謝が一番伝わるんだろうなっていうか…。
結局こいつらはここまで辿り着くのに「親友」って言葉を使わないんですね……使わなかったよ……。


野坂と西蔭……「友達」ではない所から関係が始まって、そのまま主従関係になって、
クールキャラと思ってたら急に食べ歩きシリーズが始まったり、試合中にニコニコ見つめあったり、
すれ違って、西蔭が「あんな女」とか昼ドラみたいな台詞吐きながら電柱殴りだしたり、野坂が西蔭に壁ドンしだしたり、
本当にいろんな事がありましたが……
二人とも、お互いが大好きで、お互いへの想いが最高の形で報われる事ができましたね。
野坂は西蔭の人生を救ったし、西蔭も野坂の人生を救ったんですね。
野坂の「世界を変える」という理想の裏にあった「誰かに認められたい」という願いも、
ありのままの野坂を知ってなお「ヒーロー」と慕ってくれた西蔭が叶えてくれたんじゃないでしょうか。

良かった……本当に良かった………ものすごいきらめきを浴びてしまった……。
この二人を好きになって、この二人の友情を応援してて本当に良かったです。
贔屓目ぬきでもこの二人の関係が今作の人間ドラマで一番濃密であった気がします。恐ろしいほどの本気を感じた…。
どうかこれからも支え合って生きていってほしいですね。オリオンの刻印での二人の活躍も楽しみです。


いや~~~~もう…二人のオーバーライドやってくれって言って結局やってくれなかったけれども…
それ以上の…それを遥かにしのぐ熱いものが見られましたね……冒頭の2分で……。

(でもそれはそれとしてオーバーライドは見たいのでオリオンの刻印でも引き続き期待してます^^)


~西蔭政也の全力と壮絶な敗北(スプラーッシュ!)~

f:id:nagatsukiekifu:20180929160855j:plain

前回の感想で「西蔭の2つ目の必殺技ないじゃんプンプン!!」と早とちりしてキレてしまったお詫びに
新必殺技キャスティングアームを全力でかっこよく描きました。すみませんでしたm(_ _)m

25話の西蔭の失点には納得がいってなかったのであえてほとんど触れずにいましたが…
今回の死力を尽くす西蔭は最高にかっこよかったです!!!!!!
TP無尽蔵かよってくらい防ぎまくる!!!!さらっと出した新技がまさかのキモコワ路線!!!!!
私も最初見た時新技に喜ぶより先に「キモッ!!!!!」って言っちゃった!!!!(すみませんでした)
(でも人外中二カッコイイ感じに解釈してテイルズオブベルセリアのベルベットの絶破滅衝撃をイメージして描いてみました)
予告にあった王家の盾で耐えてるカットも、仲間に支えられる熱い場面だったんですね!!!!!
あのヤンキースマイル!!!!!!良かったです!!!!!!!!!

何よりも熱かったのは西蔭が大声で叫んでいたこと!!!どんどん必死になっていく!!!!
キャスティングアームの時に「うおおおお!!!!」って叫んでいた!!!!
シュートを防いだあとも、14話と同じ構図で野坂へ超ロングパスを投げるんですが、
14話の時は余裕の笑みだったのに今度はそれがない!!気迫のある顔でしかもまた「うおおおお!!!!」って叫んでる!!!!!
こんな西蔭見た事ない!!!!そしてこんな西蔭をずっと見たいと思っていました!!!!!!


最高の男です!!!!!!惚れ直しました!!!!!!!!!!


f:id:nagatsukiekifu:20180930230847j:plain


そして何と言ってもその壮絶な最後!!!!!!!

もう死んだかと思いましたよ!!!!!!!!!!!!
録画を何回も見直しては爆笑してますよ!!!!!!!!!

いやぁ、ファイアレモネード最高でしたねぇ!!!何が面白すぎるって、ボールをゴールに入れる事を目的とした技じゃなくて
ボールをキャッチした相手キーパーを爆破して倒す事を目的とした技なところですよwwwww
まさしく「必ず殺す技」、正真正銘の必殺技というwwwwwwww
もう、西蔭が光に包まれて次のカットで爆発が起こってる絵面がサッカーじゃなさすぎてwwwwww
西蔭が「馬鹿なっ…」ってネットに叩きつけられてる図も明らかにボールそっちのけで西蔭自身が直接ダメージ受けててwwww

私の大好きな西蔭ですから、どうせ負けるなら派手にやられてほしいと思ってました。
そしたらイナイレでもなかなか見ないレベルに超次元な技で盛大に散ってくれました。まさか爆破されるとは思ってなかったけど…。
大好きな西蔭の王帝月ノ宮としての最後の失点があんなめちゃくちゃな技で良かったですし、
あんなめちゃくちゃな技の最初の餌食になるのが大好きな西蔭で良かったと思います。
一瞬マジで死んだかと思うほどの壮絶な敗北、天晴れです!!!!悔いはありません!!!!!ヽ(*´∀`*)ノ

剛陣のファイアレモネードもてっきりバックドラフトに落ち着いたのかと思ってましたけど、大成して良かったですね!
始まりは勘違いでありながら、それを愚直にやり続けて本物の必殺技にしたのはカッコイイです。


剛陣先輩、西蔭を爆破してくれてありがとう!!!!!!(??)


~野坂のネタばらし~

野坂の「3ヶ月」とは余命の事じゃありませんでした~~!!!!!!!

まあ…「時間」って言葉は使っても「余命」って単語は一切使ってなかったのでもしかしたらとは思ってましたが!
ただ、命の保証ができないかもしれない段階にはなっていたようなので、命をかける覚悟をしていたのは変わりないんでしょうね。

そして、野坂はやはり子供を犠牲にするアレスの天秤プログラムの在り方をよく思ってはいませんでした。
でも最初からアレス自体を潰したかったわけじゃなくて、本当にアレスが「世界を変える」希望になるのか確かめたかったと。
その希望を信じたかったからこそ、盲信するのではなく徹底的に見極めたかったんですね。
アレスに人生を利用されながらも、あくまでも生き方の主導権は自分で握っていた男!!!カッコイイぞ~!!!野坂さん!!!

私は茜とアレスの不正を暴いて汚い大人を排除して正しくアレスを運用したいのかな?って予想してましたが、
もうアレス自体を見限ったようですね。アレスを全面的に支持してるわけでもなければ、
潰したいわけでもないだろうな~~ってところは予想通りでした。


いや~、一件落着!!!!良かったですね!!!!!

野坂の「時間」が余命の事なら相当ご都合主義じゃないと助からないし、
そりゃあご都合主義でも死ぬよりは助かってほしかったけど、物語としては助かるならちゃんとした理由がいいなと思ってました。
脳腫瘍なんて具体的な病名出してどうするのかなぁって。でも、病気の原因は「アレスプログラムの薬物」という
フワフワした架空の概念だったので、どう悪くなってどう治るのか…ってところは曖昧なままでよくなったので、
劇中の現実感とフィクションとしてのハッタリ感がいい感じのバランス(?)になったんじゃないかな~と思います!!!

とにかく野坂がちゃんと生きられそうで良かった良かった!!!!


それにしても野坂が御堂院を追い詰める辺りでコナンの犯人追い詰めた時のBGM流したさが半端なかったですし
灰崎がキック力増強してないボール蹴ってきた時は「うつむく~♪その背中に~♪」ってもう脳内で流れてました。


~私はついに杏奈ちゃんがわからなくなってしまった~

野坂と杏奈の絡みに首傾げっぱなしの私ですが、最終回でひとつの着地点が見えれば多少は納得できるだろう…と
思っていましたが別にそんな事はありませんでした……(´・_・`)

私が杏奈ちゃんに見出してた役割がだいたい全部ミスリードだったって今回で結論が出てしまったんですよね…。
野坂の「時間」が「余命」だと杏奈が思って心配してたらミスリードだったし、
杏奈が野坂の生き方を否定して「野坂はかわいそうな奴で戦いをやめるべきなんじゃないか」って
匂わせておいてそれもミスリードだった…。
野坂を救うとかそういう人間ドラマも西蔭がオイシイところをほとんど持って行ってしまったので
特に何もなかった…(ていうか杏奈ちゃん、図らずも結果的に野坂と西蔭の仲を応援してしまった…)

視聴者に野坂が余命3ヶ月で、かわいそうな奴かもしれないと錯覚させるには
そう思い込むキャラクターが必要で、野坂に絡んだり心配する理由が要るから、恋愛要素がつけられて。
で、ネタばらしした今ミスリードの役割が終わったのでもう恋愛フラグ立てるくらいしかやる事ないって感じで…。

もう……虚無……すげぇ虚無……。

逆に恋愛しなかったらもう何も残らねーなって…本当に役割だけのキャラクターだった…。
全く感情移入できなかった…いや…繰り返しますが杏奈ちゃん自体は全然嫌いじゃないんですが…。
物語としてどうなんだこれっていう…。

灰崎と茜はよかったね~!!ヒューヒュー!!お幸せに!!って感じなのに
野坂と杏奈をそれと同列レベルにいい感じに恋愛に収めたぞ!って日野社長が思ってるなら
ちょっと正気を疑うっていうか……。収まってる!?!?ほんとにこれ収まってるの!??!?!
結局杏奈ちゃんが野坂を好きな理由が描写上「話の都合」しか見えてこないぞ!?!??!

やっぱり野坂と杏奈の関係に最後まで面白みを感じる事ができませんでした…。
「お、おう…」としかならない…。オリオンの刻印では杏奈に野坂と恋愛する以外の役割があればいいんですが…。

今回の最終回自体は最高でしたがそこだけはどうしても熱が冷めてしまいましたね…。


~まとめ~

そんなわけで半年の間私を相当狂わせた『イナズマイレブン アレスの天秤』がここに完結しました。

総合的に…楽しかったです。

めちゃめちゃ駆け足で話が進んで、台詞やキャラクターの動きがだいぶ説明的になって
感情移入できなくてう~~ん…ってなる事も多々ありましたが、面白い時は最高に熱くて楽しい作品でした。
楽しいところとう~~んなところのどっちが勝っているかと言えば、間違いなく楽しいところが勝っています。
もうあまりに手のひら返しすぎて読んでる人ひいてるんじゃないかと思いながら書いてましたが…
終わりよければ全てよしと言いますか、そうやって発狂してた事も楽しかったと今は言えますね!!

私が個人的に一番注目していた野坂と西蔭の関係は結果的にヤバイほど完璧だったので、満足ですね。
伊那国雷門は2クールにしちゃうと駆け足感が目立っちゃうのかなって感じでしたが、
王帝月ノ宮サイド、星章サイドは2クールでも問題なかったんじゃないかと思います。
とはいえ、じっくりやってくれるならそれに越した事はありません。
オリオンの刻印をじっくりやると社長が明言している事には安堵していますし、素直に楽しみです!

イナフェスのパンフによれば人間ドラマに気合いを入れるとの事ですが、社長がドラマって言ってる時は
面白いと信用しているので(GOの時もよく人間ドラマって言ってて実際GOの人間ドラマは超良かったので)
本当に楽しみにしてます!!!!!!!!!

しかしアニメ終わってもとうとうゲームの方のアレスの天秤が発売されなかったのはガチで心配になってきました!!!!
えっ…発売…発売されるよね!?!?まあ発売されないって事はないよね!!!!引き続き待ってます!!!!


とにかくこれからもよろしく、イナズマイレブン戦神三部作(仮)!!!!!!