えきふの夢

アニメ・マンガ・ゲームの感想や萌え語りを書いたりしてます。

ファイアーエムブレム 風花雪月: 青獅子クリア感想(ほぼ主従の絶賛)

青獅子ルートクリアしました~~!!!

続きから感想です。



nagatsukiekifu.hatenablog.com

前回の記事でちょうど2部2月まで進めたところで中断してプレイ日記を書き、
「ドゥドゥー(推し)がいなくて寂しい」とかほざいてたんですが…。


再開したら次の章で戦闘開始即行帰ってきたのでプレイしてた通勤電車の中で驚愕の表情をしてしまいました。


しかもこの帰ってきたドゥドゥー=モリナロ(24)がめちゃくちゃいい男になってて!!!

元からピアスして襟足だけ伸ばして束ねてて何気にオシャレに気を遣っていたこの男、
5年後はロングモヒカンに進化している!!!青いマフラーも風になびいてカッコイイ!!!

そしてなんといっても声が変わった!!!!
低くなったとかじゃなく(元から低いので)、声に感情が出るようになったという!!
攻撃防御時の「甘い」「効かん」も5年前と台詞自体同じでも語尾にビックリマークがつくようになりました!

特に反撃勝利時や技能マスター時の勝ち誇った、自信に満ちた声が頼もしくて、強くて……。


ちょっと…惚れざるを得ませんでしたね……(*´∀`*)


ちなみに、前回の記事でも触れた「1部でドゥドゥーを留学から呼び戻さないまま2部に入ってしまった」問題に関しては
ドゥドゥーが復帰しても留学生設定は消えたまま」がアンサーでした。

というわけで私のダークメタルの売り上げは無事消滅したようです。
何個売れたかはわからないけど、ここはドゥドゥーの5年間の生活費の足しになっていたと思い込んでおきましょう。


しっかし、ドゥドゥーが帰ってきて何気に一番衝撃受けたのは
ドゥドゥーだけは復讐鬼状態のディミトリに何も物申さなかったことですね。

ドゥドゥーはディミトリを牢から逃した時も、戻ってきた時もディミトリに「本懐を遂げてほしい」と求めました。
でもそのどちらのタイミングでもディミトリは復讐鬼スイッチが入っている状態だったので、
ドゥドゥーがディミトリに遂げてほしい「本懐」って何なんだろう??って考えてまして…。

そこにお出しされるこの強火トップオタの答え。

ディミトリが立ち直った際のコメントである。


そう…同じだったのだこの男にとっては……
ディミトリが救国の王として覚醒しようと…殺戮者のまま破滅しようとも…


出会った時から変わらない主君がそこにいる……


つまり…ドゥドゥーが求めたディミトリの「本懐」とは…
どちらでも良かったということ……


うわ………


最高の従者すぎてジンジャーティー(ドゥドゥーの好きな紅茶)で乾杯した。


本当にすごいと思いますよこいつ…。

かつて顔も知らない自分を救ったディミトリの行動が普通じゃない、「優しすぎる」と認識していて、
シャミアとの支援会話を見ると普通は臣下だからって主君にそこまでガチ勢になるもんじゃないって認識もある。
自分やディミトリの在り方をすごく客観視できている。

なのに仮定の話で「ディミトリが命じるなら自分の命も捨てるし虐殺だってできる」と言い切れるし、
実際ディミトリが殺戮者と化しても変わらずその剣と盾を務められるという。
結構一般的な常識感覚を持っている方なのに、惚れた主君のためなら破滅も共にできるのだ…。


これが……


これが本物の「狂犬」って奴ですよ!!!!!!


ドゥドゥー大好き〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!


さて、そしてディミトリの出した答え。

素晴らしかったです。ディミトリは本当の意味ではずっと変わっていないし、変わらなくていい。
辿り着いた先にあったのが「復讐をやめろ」っていう否定じゃなくて、
「もう復讐しなくていい」って救いだったのが本当に良かったです…。

ディミトリは復讐自体が目的なんじゃなくて、根底にある「弱者が踏みにじられるのが許せない」って信念を
実行する手段が復讐しかなかった、って感じなんですよね。本人も言っていたように「憎悪に縋っていた」わけで…。
でも感情のまま殺戮を繰り返しているだけじゃエーデルガルトの理性的な覇道にはどのみち勝てないので、
対等に渡り合えるほどの何かを手に入れなきゃいけなかった。
その答えである「王道」(劇中では「正道」という言い方をされていましたが)を、
最初からあった自分の信念のために生きると決意する事で手に入れられたのが本当に素晴らしかった。

この辺のイベントは、もう見てて涙が出ましたね……。
(直前のグロンダーズ会戦で金鹿の1周目の教え子達殺すのも想像以上に辛くてガチで泣いてたんですけど…)


でも、生き方の答えを見つけたからといってディミトリが完全に苦しみから解放されたわけじゃなくて。
今でも生き残った自分を、多くの人を惨殺した自分を責め続けているし、頭痛はするし、味覚はほぼ失くしたままだし、
本編のラストシーンでもエーデルガルトの方を振り返ってしまう。そこもまた人間臭くて良かったですね。

苦しくても信念のために生きていくのがディミトリの生き様で、
結局信念に従ったとしてもその生き方はやっぱり身を滅ぼしかねないものなんでしょう。
でもそんなディミトリだからこそ慕って支えてくれる仲間達がいるから、
きっとこれからも強く生きていけるんでしょうね。


そして今回のペアエンド。
1周目金鹿ルートは普通に推しのクロードを選びましたが、
今回はどう考えてもディミトリとドゥドゥーに永遠に一緒にいてほしすぎたので
先生は潔くドゥドゥーくん(推し)を諦めてディミトリくんにあげました。ていうか最初からそのつもりで男主人公選んでました。
(女神の塔イベントくらいはやってもよかった気がしたので後から女主人公にすればよかったかもとも思ったけど…)

1周目の時は主人公が好きな生徒と結婚できる事までは聞いていたものの
他の生徒達同士もペアエンドがあってしかも支援会話で決まるって理解してなくて、
何も考えずに満遍なく生徒達の支援値上げてたらみんな何股もかけだして学級の風紀が大変乱れてしまいまして…。
ペアエンドもギャンブルになっちゃったので、今回はがんばって調整したのです!!

Aまであるキャラ同士と、A+まであるキャラ同士だと最終段階まで進めても
A+の方が優先されちゃうのかな?と思ってましたが、AまででもA+まででも
「最終段階まで進んだうえでそこからさらに支援値が一番高かった」者同士がペアエンドになるようですね。
(アネットがギルベルトとA、フェリクスとA+まで行ったけどギルベルトとペアエンド、フェリクスはソロエンドになったので)


いや~~……


ディミトリとドゥドゥーのペアエンドさぁ………。


ディミトリの方が先に逝くっていうの、一番優しい別れだと思うんですよ……。
だってディミトリからしたら近しい人に先立たれる方が絶対に辛いですもん…。
それにドゥドゥーを失う気持ちは二度も味わいたくないものでしょう。だから良かったなぁって…。
ディミトリが息を引き取る瞬間まで、ドゥドゥーはずっと側にいてくれたって事じゃないですか。

おまけに死後も(墓所を)守り続けてくれる…それどころかドゥドゥーも死後同じ場所に葬ってもらえるという。
死ぬまで一緒だし死んでも一緒。なんだこれ……永遠がここにある……。

青獅子ルートのディミトリの物語は「死者」についての物語なので、
ディミトリの死後の事もドゥドゥーの死後の事も触れられてるのが本当に良いですね。

ドゥドゥー自身はディミトリと一緒なら破滅しても構わなかったのでしょうが、
これが二人が迎えられる一番穏やかで幸せな結末なんだろうと思いました。
金鹿ルートのドゥドゥーもディミトリに先立たれてしまうんですけど、あっちは守り切れなかった無念の結果なので…。
あの物悲しさも結構好きだったりはするんですが、やっぱり幸せな方がいいですね!

「ディミトリ」呼びも「陛下」呼びも聞けたし、最高の主従兼親友でした!!!!!


以上、青獅子ルートの感想でした!!

金鹿ルートと違って生徒達のこじらせ率が高いだけあって、人間の心の葛藤や闇、そして救いが描かれる、
やってていい意味で情緒がグチャグチャになる素晴らしいシナリオでした。
こういう二律背反的なテーマはもともと大好きなので、大変楽しむ事ができました。

金鹿の終盤に登場した闇に蠢く者さん達が全く出てこなくてびっくりしたんですが(てっきり共通かと思っていた)、
青獅子ルートは生者と死者、覇道と王道の思想バトルの話であって第三者がいては水を差されるので、
あえて出さなかったのはすごく上手いなぁ、と最終的には思いました。


次は黒鷲ルートに行こうかと思います…が!!!ポケモン盾を始めてしまいました!!!!

ポケモンの殿堂入りしてからやろうかな~?ってつもりです。
風花雪月は今のところ1周60~70時間かかっているんですが、ポケモンはシナリオだけならそんなにかからなさそうですし!