名探偵ピカチュウエンディング感想

3月に発売された『名探偵ピカチュウ』完全版、遅ればせながらやっとクリアしました！

以下、エンディングに関する感想です。

あれっ…？？？？ノーマルエンドになっちゃったかな…？？？？？？

…というのがまず最初の感想です(´∀｀;)
おかしいな…8章のオークションで算数苦手な私が予算内で競り落とせなかったのがいけなかったのかな…？？
それともピカチュウサインをコンプしないとダメなのか…？？？と…。

しかし…「続きから」のデータを見てもクリアデータにはなってないし…
ネットで調べても特に隠しエンディング的なものを見た人はいない…つまり、これがただひとつのエンディング…！！

えええええええ～～～～っ！？！？！？！／(^o^)＼

ピカチュウの正体はプレイヤー各々で推理してね！って所まではいいと思いますし好きですが、
じゃあハリーを探し出して救出できた時今のピカチュウはどうなってしまうのか…って部分は
流石に実際見てみないとわからない事なので、そこまで見せてほしかったような…。
『新コンビ誕生』から2年待ってこの結末なのは正直ちょっと拍子抜けですね…。

しかしまあ…投げられた以上は最後に何が起こったのか、自分なりの考えを書いとこうと思います！
（ひょっとしたらそのうち答え合わせできるかもしれないし！）

まずピカチュウの正体ですが、ハリーのピカチュウに記憶を失くしたハリーの人格が入ったものなんじゃないですかね。
ハリーと一緒に行方不明になる前とはピカチュウの味の好みが変わっていること、
ピカチュウの声（人間の言葉）がティムにしか聞こえないこと、
9章の最後でティムにかけた「よくやったな」って言葉が父親のようであったこと…を考えるとそうなるかな～と。

でも、ハリーの人格そのままってわけじゃないと思うんですよね。
ミュウツーにハリーの命を助けるよう頼んだ時まではそれまでのピカチュウの人格だったはずですし、
ピカチュウはそれを「自分」が頼んだ事だって認識している。自分が「ピカチュウ」であるという認識があるんですよ。
それに、ハリーがどんな性格だったかはあまり具体的には語られなかったと思いますが
彼がピカチュウのようにあそこまでお調子者だったとは思えません(･∀･;)
だから、あのピカチュウの人格は…元のピカチュウの人格とハリーの人格が混ざったものなんじゃないかなと思います。
ハリーでありピカチュウであり、ハリーでもなくピカチュウでもないみたいな…。

ハリーが瀕死になって、ミュウツーの力でこう…人格（魂？）をピカチュウの肉体にバックアップしといてですね、
ハリーの肉体はきっとどこかで仮死状態か何かでそのままになってて…。（ハガレンの真理の扉の向こうにあったアルの肉体みたいな…）
ピカチュウがミュウツーとの約束を果たし次第ミュウツーが蘇生してくれる事になってたんですよ！たぶん！！

しかしそう考えると…ハリーが無事に元に戻ったその時、
ピカチュウも元の状態に戻って、今のピカチュウの人格は消滅してしまうんじゃないでしょうかねぇ…。
ミュウツーが最後にピカチュウに迫った選択とは、
自分の人格の消滅と引き換えにハリーの命を救うか否かを問いかけたものだと思います。

そしてピカチュウは当然ハリーを救う事を選び、翌朝にはもう言葉を話さないように……

…なったかと思ったら話したんですよね～～、これが！！！！

いや～、そこが謎ですよ！！！！そしてそこで物語は終わってしまった…一体どういう事なのか…。
ハリーを見つけ出すまでは人格消滅（仮）の猶予がまだあるって事なのかもしれません。
しかし最終的にどうなるのかを描写せずに終わったのはなぜなのか…。
そんな切ない別れの結末（仮）まで描写してしんみりしたゲームにしたくないという事なのか、
さらなる続編を出す気があるという事なのか。う～ん……わかりません！！！！

…とまあ、ハリーとの再会を描かずに終わった事に関しては本当にびっくりしたんですが、
この作品の雰囲気やストーリー・世界設定はすごく良かったと思いますし、好きですね！
ポケモンの本編のゲームやアニメとも違う世界観で、ポケモンバトルの要素は一切出てこず、
モンスターボールを使ってる描写もなくて、「ポケモントレーナー」という単語すら出てこないという。
でも登場人物それぞれ「パートナー」として自分のポケモンを持っていたりして、
人間の生活社会の中にポケモンが普通に存在している。そんな世界観が新鮮でした。
例え犯罪者のキャラクターでも自分のパートナーポケモンとは信頼しあってそうな所が良かったです。
（キースが逃亡する時に途中で落ちちゃったスコルピを心配してたのが地味に良かった…）