えきふの夢

アニメ・マンガ・ゲームの感想や萌え語りを書いたりしてます。

喧嘩番長 乙女 プレイ日記(その4)

喧嘩番長乙女、進めております~(´∀`)

前回は未良子友情ルートだけでだいぶ発狂してしまったんですが、
今回は未良子恋愛ルート、吉良友情ルート、吉良恋愛ルートの感想を書こうかと思います。

 

●未良子恋愛ルート感想


恋愛ルート自体の感想というよりは友情ルートとの比較になるんですが…。
結論から言うと、友情ルートの方が圧倒的に好みでした…(・∀・)

いや、いいんだよ。甘い柿原ボイス良かったよ…。
敵対してた時はひなこに散々脱げ脱げ言ってきたくせに、いざ着替え現場に遭遇した時には
すぐ目を逸らして見ないようにしたりとか、強引に見えて細やかに気遣ってくれるところ…。
それでいてここぞという時はグイグイとリードしてくるところ。
強引さと紳士さのバランスが絶妙でしたよ。こいつプロだなって関心しましたよ…。

ただ、やっぱりね…

最後のヤクザ軍団とのバトルでさ…
友情ルートでなぜかフロブル全員で乗り込んできた熱血展開が最高すぎたもんで…。

芸能人の未良子を暴力沙汰のスキャンダルに巻き込まないためにひなこ達だけで行ったのに
その気遣いを台無しどころかオーバーキルしてきた清々しさと、
そんなツッコミ所も捻じ伏せちゃう熱さとかっこよさ。


あれが気持ち良すぎたから、加点方式で評価するとどうしても友情ルートが勝っちゃうんです(・∀・;)

私はたぶん、女と接してる時の未良子よりも男と接してる時の未良子の方が好きなんでしょう…。

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とは言え膝枕からの「頭撫でて」コンボは殺傷力高いなと思いました(´∀`)


●吉良友情ルート感想


泣いた。

最後のメールの朗読、「支えになってくれて本当にありがとう」からの
「そしてさようならだ、ひなこ」の声が本当に優しくて優しくて…(´;ω;`)

そして、その別れへのひなこからの言葉はあえて描写されず、
微笑みあいながら肩を並べて歩く二人のスチルで終幕…。切なくも限りなく前を向いた、美しい結末でした…。

「女バレするのが恋愛ルート、女バレしないままでいるのが友情ルート」というのは
プレイ前から事前情報として知っておりまして、実際にプレイしながら吉良とひなこの過去を知ると、
「じゃあ吉良の友情ルートとかかわいそうすぎじゃん、絶対バレた方がいいよ…」って思っていました。そう、最初こそは。

それがどうだろう、予想をはるかに覆すこんなに素晴らしい友情シナリオが待っていたとは…!!

家庭内暴力の問題で、本当にただの「暴力」でしかない拳を描きつつ、
同時にただの「暴力」ではない拳の一面も全力で描いていました。
拳は誰かを「守るための力」にもなるし、その力を振るう強さは誰かにとっての「憧れ」にもなる。
この作品のヤンキー達にとってなぜ喧嘩が必要なのか、なぜ強者が学年をシメなければならないのか…。
喧嘩番長」っていうメチャクチャな世界観の意義を大真面目に語った物語に、ただただ感動しました…。

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そしてやはり最高すぎたのは終盤の
吉良と未良子のガチタイマン!!!!!!!


未良子は共通ルートでも唯一ひなことタイマンを張らず、個別ルートでも必須喧嘩バトルはあるものの
ストーリー上は軽い準備運動の扱いで、結局ヤンキーとしてガチの喧嘩をする姿は拝めなかったわけで!!!
その未良子がひなこに2年トップとしてタイマンを申し込んできた時点で私は
アアァッ…アアッ!?!ま、まじっすか!?!?!?」と発狂寸前だったわけですが!!!

そこに吉良の乱入!!!野次馬に「うるせぇーっ!!!」とブチギレるヤンキー全開の未良子!!!!
さらにブチ込まれる、ハイキックをかます未良子のスチル!!!!!!!


オア――――――!!!!!なんだこれは―――――っ!!!!!
何だこの俺得でしかない展開の波状攻撃はぁぁ――――――っ!?!?!?/(^o^)\


そして極めつけは……

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ねぇ…これ…

クロスカウンターだよね!?!??!!?

パンチとキックでどうやってクロスできるのか知らないけど!!!!
クロスカウンターだよね!?!?!?!?!?!?!?!?


やだ……何なの2年コンビ……????こいつら最高じゃねぇ…???

中学時代のこの二人をすごく見たいって思いました。
ここぞという時に吉良を「あんた」ではなく「お前」と呼ぶ未良子の向こうに一瞬、
かつて熱い「漢」だった未良子裕太の姿が見えた気がしました…。

未良子の個別恋愛ルートではアイドル(かつプロフェッショナルナンパ男)としての未良子、
友情ルートでは何者としてでもない生身の未良子が見られましたけど、
吉良友情ルートではヤンキーとしての未良子が見られましたね。
学年トップには強く慕われる者としての義務が伴うのだと、真剣にヤンキーの理屈を語り、
積極的に喧嘩に参加してくる姿は、アイドル稼業が心配になるくらいヤンキーヤンキーしていました…(´∀`)

…って、おっと!!吉良ルートなのに話が未良子にズレてしまいました!!(・∀・;)

いやでも未良子先輩かなりのキーキャラだもん!!!仕方ないもん!!!!!><
かつてのライバルとして吉良を尊敬する未良子が、2年全員の吉良への想いを代弁しようとするわけですし、
そこにひなこが幼い頃から持ち続けた吉良への憧れ、希も密かに持っていた吉良への憧れが絡んで、
吉良がやっと前に進むことを決意するんですよ…。この収束感の美しさったらねぇよ……。

そんなわけで素晴らしかったです、吉良友情ルート(*´∀`*)


●吉良恋愛ルート感想


結論から言うと友情ルートの方が(ry

こっちでは友情ルートの主軸にあった2年トップ争いのゴタゴタがシナリオから丸々カットされていた分、
テーマ自体違う話になっていたような気がします。
そこがカットされちゃうと、希が兄の強さに実は憧れていたって話も出てこなくなるから
希との和解が友情ルートと比べて若干あっさり気味に感じなくもないんですが…。

でも、全然違う話になってくれた方が別物として楽しめますね!
友情でも恋愛でもひなこは吉良に「妹」として見られる事を脱したいと思っていて、
友情ルートでは対等な「友達」として、恋愛ルートでは「女」として認められたいって分岐する所が
どっちもあり得るIFって感じでいいと思いました。

恋愛ルート独自の展開としては、ひかるが吉良に兄としての対抗心を燃やしたり、
二人でひなこの親権争いならぬ兄権争いを始めたりするのが面白かったです(´∀`)

ひなこが昔吉良から貰ったミサンガのエピソードの詳細が語られたり、
親の顔を知らないひなこが自分なりに吉良の家族問題に思う所があって「離れ離れになるのは良くない」って
意見したりするのも、ひなこの正体がバレてるからこその要素だな~って感じで良かったです。

でも恋愛ルートで一番良かったのは細谷さんの芝居ですね!!!

「両想いだったのか」ってシーンの、驚きと嬉しさがこぼれてる声がすごく好きです(´V`*)

細谷さんって今、もう大概のテレビアニメ適当につけてたら声聞こえてくるんじゃねーかってくらい
よく声を耳にしますけど、私は今まで恋愛モノの細谷さんの演技はほとんど聴いたことがなかったのですごく新鮮でした。
「可愛い」って言ってくるお前が可愛いわボケ!!!!って感じでした…。

あとは、ひなこちゃんがひかるっぽく喋ったり、照れながら「キラリンのバーカ」って言うのが可愛かったです(*´艸`)

好みで言えば友情ルートの方が圧倒的に好きですが、恋愛ルートも別物として楽しめて良かったです。
以上、吉良恋愛ルートの感想でした。



で、吉良恋愛ルートの感想書きながら気づいたんですけど…。
未良子の恋愛ルートにちょっと物足りないと感じたのは「別物感」かもしれません。

未良子の場合、恋愛でも友情と話の大筋が変わらなくて、しかもそれが「男同士の信頼関係」についての話だから、
「男女の恋愛」がイマイチ話の原動力として絡んでこないっていうか…。
どうせ恋愛ルートなら、恋愛がキーになるような話が私は見たかったのかも~…?(・∀・;)

まあ、一番の理由は単に私が熱血少年マンガ脳だからより熱血してる方が好きってだけなんですけど!!^^

さて、次は斗々丸と金春を目指そうかな?